【ECサイト運営者必見】365日出荷は顧客満足度の鍵!Amazon・楽天ユーザーが求める「発送の早さ」の重要性
ECサイトの競争が激化する現代において、消費者がECサイトを選ぶ基準は多岐にわたります。
その中でも特に重要視されているのが「発送の早さ」です。
特に「365日出荷」体制を持つECサイトや物流倉庫は、顧客満足度を高め、競合との差別化を図る上で大きな強みとなります。
大手ECモールであるAmazonや楽天のユーザーの動向も踏まえながら、その重要性について解説します。
翌日配送は「当たり前」、遅れると「不安」:消費者の高い期待値
近年、多くのECサイトが翌日配送を謳うようになり、今や「注文した翌日に商品を受け取る」ことは、消費者にとって当たり前のことと認識されています。
しかし、2025年問題により労働人口の減少、サービスレベルの低下や労働時間制限が深刻化し、翌日配送が難しい状況が増えています。
このような状況下でも、消費者の発送速度への期待は依然として高く、当社の調査では、ECサイト購入経験者の70%以上が「発送の早さ」を重要視すると回答しています。
たとえ2025年問題が話題になっていても、消費者が想定していたよりも遅い配送だと、顧客体験(CX)が著しく低下する傾向にあります。
また、一部の消費者は、翌日配送である必要はないとしても、「注文から3日前後では届けて欲しい」のが本音であり、それよりも遅いと「荷物がきちんと届くのか不安を感じる」と回答しています。
また、「発送準備中」から何日もステータスが動かないことにも不安を感じるようです。
「発送の遅さ」はカゴ落ちの大きな要因に
ECサイトで商品を購入しようとした際に、「想定より発送までに時間がかかる」という理由で、39.4%もの人が購入を止めた経験があると回答しています。
さらに、購入を止めた人の半数以上(50.2%)は「他のECサイトで購入した」と答えており、「早く届いて欲しかったから」や「多少高くても欲しい」といった理由が挙げられています。
消費者がカートを放棄する「カゴ落ち」の主な理由には、「送料が高すぎる」(32.48%)に次いで、「注文が時間通りに届かない」(27.44%)、「配送に時間がかかりすぎる」(18.66%)、「配達日が不明確」(12.44%)、「当日配送ができなかった」(6.42%)といった配送に関する項目が上位を占めています。
これらのデータは、発送の早さが直接的に売上機会の損失につながることを示しています。
Amazon、楽天に見る配送オプションの多様化と「365日出荷」の価値
Amazon、楽天市場、ZOZOTOWN、Yahoo!ショッピングといった大手ECモールでは、2024年問題への対策として、配送を急がない代わりにポイント還元などのメリットを付与する「ゆっくり配送」や「おトク指定便」といったサービスを導入または検討しています。
消費者からも「ゆっくり配送を早急に実装して欲しい」や「本当にすぐ欲しいものなんて、そうそうないからユーザーとして大歓迎」といった肯定的な意見がある一方で、「思っていたより遅いのでもう使用しない」「本当にゆっくりの配送だったので何を買ったか忘れた」といった、遅すぎる配送に対する不満の声も上がっています。
これらの動きは、ECサイトには消費者の多様なニーズに寄り添いつつ、社会的な課題解決への取り組みが求められていることを示しています。
しかし、緊急性の高い注文に対しては、「当日配送」や「翌日配送」へのニーズは依然として強く、例えばAmazonの注文で42.35%の人が当日配送を希望しているデータも見受けられます。
このような状況でEC事業者が安定的に「迅速な発送」を維持するためには、「365日出荷」のような体制を持つ物流倉庫との連携が極めて重要になります。
当社でも、365日稼働とオペレーションの最適化により、EC物流に必要なサービスをEC事業者に寄り添った形で提案できます。
また、繁忙期や、急な出荷数増加にも柔軟に対応できるよう、近距離に倉庫を2拠点に開設しているため、機動的に商品・スタッフを移動し、急激な流通量の増加にも対応が可能です。
この体制は、消費者の「早くほしい」というニーズに応えるだけでなく、EC事業者の信頼性向上と売上維持に貢献します。
まとめ
ECサイトがユーザーに選ばれるためには、単に商品を販売するだけでなく、購入後の配送体験も非常に重要です。
特に「発送の早さ」は、顧客満足度やリピート率、ひいては売上に直結する要素であり、カゴ落ちを防ぐ上でも不可欠です。
2025年問題の影響や「ゆっくり配送」オプションの登場があっても、消費者の中には依然として「早く届けてほしい」というニーズが存在します。
このニーズに応えつつ、ECサイトの持続的成長と競争力を強化するには、『365日対応』を行える物流パートナーとの連携が鍵となるでしょう。
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