Creema、海外展開へ第一歩!中国語版リリース

ECのミカタ編集部

Creemaが海外展開へ!

 ハンドメイドマーケットプレイス「Creema(クリーマ)」を運営する株式会社クリーマ(以下、クリーマ)がCreemaの海外展開をスタートすることを発表した。海外展開の第1弾として2016年7月20日(水)よりCreema中国語版をリリースする。創業当時からの「日本の作り手と世界へ」という想いを遂に具現化する方針である。

Creemaとは?

 Creema中国語版は台湾・香港を中心に、中国語圏全域を視野に入れたサービス展開を推進していく。その実現に向けてクリーマは、同社初となる海外子会社「可璃嗎有限公司」を台湾(台北市)に設立した。これによりCreemaは日本にとどまらず、中国語圏のアジアへと作家の想いがこもったハンドメイド作品を発信していくことになる。また、海外で活動する作り手の作品を購入できるようにもなる。

 クリーマは、今年5月に株式会社グロービス・キャピタル・パートナーズ(以下、グロービス・キャピタル・パートナーズ)をリードインベスターとし、総額11億円の資金調達を実行した。その際は、優れた完成と技術を持つ全国の作家と一緒に、日本のものづくり文化をさらに拡大するべく「海外展開も視野に入れていく」としていた。今回、まず第1弾としてCreema中国語版をリリースすることにより、実現への一歩を踏み出した。

Creema中国語版、出店のメリット

 Creema中国語版のリリースするにあたり、中国語版への出店申請を開始した。出店申請はマイページ上から行うことができる。台湾、香港からCreemaへの出店、また日本からCreema中国語版への出店は、ともに審査制としている。そのためクリーマは、作品クオリティと安心が保障されたマーケットを提供を目指すとしている。

 Creema中国語版へ出店するにあたって、より運営がしやすくなる5つのポイントが存在する。

 1つ目は、日本の作家が、自身の作品を台湾・香港へ販売可能になるということである。なお出品の際は、Creemaの出品画面からワンクリックで簡単に行うことができる。

 2つ目は、台湾・香港の作家の作品が、日本にいながらもCreemaのサイト上から簡単に 購入することができるようになるということだ。

 3つ目は、国を越えての出店は審査制になるため、クオリティと安心の担保されたマーケットの提供が可能となることである。

 4つ目は、サイトはすべて中国語対応になっており、自動翻訳機能が付いているということである。そのため出品やメッセージのやり取りの際もスムーズに進めることができる。

 5つ目は、専任スタッフが365日対応しているということである。日本語・中国語が堪能かつ、台湾・香港のECに精通しているスタッフのため、出品や取引に関する言語コミュニケーションに対して全面的にサポートしてくれる。

国境を越えて、作品を通して“繋がる”人と人

 元々Creemaは作品を通しての“繋がり”を重要視している印象がある。Creemaを「作家と購入者が作品の売買を通して、場所や世代を超えて繋がることができる場所」としている。また、Creema内の掲示板を使い作家と交流することができるため、ただ購入するだけではない、作品を通しての“繋がり”の楽しさを提案している。

 今回の海外展開においても、今後クリーマは世界へ向けて、ハンドメイド作品を通して人と繋がる楽しさを広めていくだろう。日本の作家と海外購入者が作品を通して繋がる、そしてハンドメイドCtoCマーケットによって国境を越えていく、そんな未来が来るはずだ。


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