【最新SNS調査】LINEを猛追するSNSは○○(ICT総研調べ)
株式会社ICT総研は、2016年度のSNS利用動向に関する調査結果をまとめた。2016年8月時点で最も利用されたSNSは果たして何だろうか。その結果を踏まえて、ECサイトはこれからどのようなSNSマーケティングの戦略を行えばよいのだろうか。
Twitter、Facebook…SNSはECサイト集客に活躍するか
日本国内におけるSNSの利用者は年々増加傾向にある。2016年末には利用者数6,872万人、ネットユーザー全体に占める利用率は69.3%となる見込みであり、このまま普及が進めば2018年末には利用者数7,486万人、ネットユーザー全体に占める利用率は74.7%に達する見通しだ。
また、2016年の年間純増者数は384万人となる見込みで、1ヶ月平均で約32万人の利用者が増加を続けている。これには、元々SNSの利用が10代~20代の若年層を中心としていたが、SNSの利用が当たり前になってきたことから40代~50代以上の年齢層にもSNSの利用が拡大していることが背景として考えられる。
「人とのコミュニケーション」を目的としたSNSの利用は、LINE(ライン)が72.1%と最も利用され、次いで利用率の高いTwitter40.8%に大きな差をつける結果となった。昨年との比較では、LINEとInstagramの利用率が向上しているのに対してその他のSNSの利用率は伸び悩んでいるのが特徴的だ。インスタグラムの利用率は昨年の11.4%から倍増しており、今後も引き続き成長が見込まれる。
これらSNSに対する満足度の調査では、利用率がLINE、Twitterに次いで3番目に高かったFacebookがInstagramやSkypeに抜かれ、5位で66.9%となった。また、LINEの満足度が77.9%に対し、Instagramは77.8%と、利用率こそ低かったものの、サービス自体の質の良さは評価されており、満足度では堂々の2位となった。
1年前と比べたSNS利用時間の変化の調査では、LINE利用者の52%が利用時間が増えた(「増えた」「どちらかと言えば増えた」の合計)と回答している。Instagramは58%の利用時間の増加、Facebookは利用者のうち44%が「あまり変わらない」と回答しており、利用時間は伸び悩んでいる。
今回の結果を受け、SNSの明暗がはっきりとした。2010年から登場したInstagramは、伸び悩むFacebook、Twitterを猛追しており、SNS利用者満足度の調査ではすでに両SNSを抜き、LINEにとっても脅威となっている。
また、1日に1時間以上SNSを利用する人の割合は、LINEが33%、Twitterが36%と高めであるのに対して、Facebbokは15%に留まっている調査結果もでており、TwitterよりもFacebookの利用率の伸び悩みの方が深刻だ。
ECサイトの集客の方法として手軽なSNSはよく利用されるが、あくまでも外部メディアであるので流行に左右されがちであり、SNSに自社ECサイトの集客を任せるのは難しいだろう。ただ、顧客にとってもSNSが利用しやすい点を考えると、SNSマーケティングが全く売上に貢献しないとは、もちろん言い切れない。
利用者の世代の違いやSNSのサービスの違いから、自社ECサイトのSNSマーケティングのプラットフォームとしてどのSNSを選ぶのか、今回の調査を受けて戦略を練ってみるのもよいだろう。