自社でSEO対策をしている企業が5割超!課題とは【グリーゼ調べ】
ユーザーを増やすために最も大切なSEO対策。自分が買いたいものをECで購入するときに、インターネット全体で検索を掛ける。その際に最初に出てきたECの順に訪問していき、お目当ての商品を探す。つまり、検索の早い段階で自社の出てきた方が、訪問者が増加する。このSEO対策とは、サイト名や商品名を検索エンジンに引っ掛かりやすくする対策である。
株式会社グリーゼが「SEOの現状と課題の実態調査」の結果を発表したため、それを元にSEO対策について考えていく。
SEO対策で最も大切なことは「魅力あるコンテンツ作り」
実際に業務に関わっている人が、SEO対策で最も大切なことと回答したことは、「魅力あるコンテンツ作り」(45%)であった。次いで「ユーザーニーズを捉えたキーワード選定」(24%)が続き、ユーザーに寄り添ったコンテンツを生み出すことをSEO対策と感じている人が多いようだ。さらに、自社でSEO対策をしている企業が56.6%であり、「社内ですべて行っている」と回答した。SEO対策は難しいこともあるが、自社で工夫をしながら対応している企業が多いことが判明した。
また、社内で対策している企業における課題に関しては、「SEOの専門知識・ノウハウがない」(67.7%)が最も多く、手探りで行っているものの対策に限界を感じている様子が伺える。その他にも、多くの業務をこなしていく中で担当者の手が回らなかったり、コンテンツ制作に行き詰まり感もあったりという現状がある。その結果、「検索順位が思うように上がらない」という不満に繋がっているケースも多いようだ。
外部の会社に委託している場合の不満は、「順位向上など結果につながらない」が最も多かった。その背景として、「SEOのノウハウに不安がある」「受け身で提案力がない」「コンテンツの品質が悪い」などが課題として挙がった。
自社でできるSEO対策とは?
調査結果からSEO対策を自社で行っている企業が5割を超えたが、実際に自社でできるSEO対策とは何があるだろうか。例えば、タイトルを付ける際に文字数を意識する。検索時に表示される文字数が30文字程度であるため、必ずしも30文字以内にしなければ表示されなくなってしまう。
さらに、調査結果から実行している企業が多いことが判明した「キーワード選定」だが、その際にターゲットを意識し、そのターゲットが検索しそうなキーワードを選定し、タイトルに入れると、なおさら検索されやすい。例えば、アパレルECサイトならば、「オシャレ」や「可愛い」など洋服を選ぶ際に気にすることをそのまま検索する場合が多い。このように、ターゲットを意識するとSEOが効いた良いフレーズが思い付くことだろう。
SEO対策について知れば知るほど、奥が深いことを知り、「難しい」と感じてしまうが、最初はできることから少しずつ対策をしていくことが大切である。徐々に対策を積み重ねていくことによって、効果が発揮されるはずだ。それが「魅力あるコンテンツ作り」の第一歩となるだろう。