楽天、セール前にリニューアル。EC店舗への影響は
楽天株式会社(以下、楽天)はショッピングモール「楽天市場」にて、9月3日(土)19:00~9月8日(木)1:59の間、「楽天スーパーSALE」を開催する。
楽天スーパーSALEまであと7時間!半額商品続出
およそ2か月ぶりの開催となる「楽天スーパーSALE」。「楽天市場」のページには、“半額”という文字が大きく表示されている。半額商品は約100万点、楽天ポイントも最大で35倍になるとのことで、楽天会員にとっては非常に注目度の高いセールとなるだろう。
現時点(9月2日12時時点)で、“半額以下”として取り上げられている商品の一部は以下の通り。
・katespade(ケイトスペード)の鞄 19,800円⇒9,900円
・最高峰A5ランクの松阪牛特選すき焼き【3~4人前】400g 12,000円⇒5,980円
・スタイリッシュなグッチの二つ折り財布 39,900円⇒19,950円
・ハローキティ×CONVERSE ハイカットスニーカー 12,960円⇒6,480円
・ティファニーラビングハートペンダントミニ【K18】74,800円⇒37,400円
・COACH(コーチ)レディース腕時計 31,644円⇒15,822円
・Panasonic『ナノケア』 16,000円⇒8,000円
・YONEX バドミントンラケット ナノレイ Zスピード⇒21,060円⇒10,530円
商品の豊富さは楽天市場の魅力のひとつだが、顧客が目的の商品をより見つけやすくするべく、今年の8月中旬ごろにはサイトの一部をリニューアルした。何が変わったのだろうか。
買い物を“楽しむ”。楽天市場リニューアルでの変更点
楽天は、サイト内一部の商品サブカテゴリーをリニューアルし、より顧客が商品を探しやすい環境を整えた。例えば、“ファッション”のカテゴリーであれば、ファッション→メンズファッション→ワイシャツ→ワイシャツの種類と、顧客が求める商品を的確に提案できる導線を引いている。
そして、単に商品をカテゴリーごとに分けているのではなく、その商品がどのようなときに利用されるのか、どのような特徴を持っているのかを細かく説明しており、更には、商品の選び方を細かく説明したコンテンツも商品ページの一番下に載せているのが目に留まる。
これには、ただでさえわかりにくいECでの買い物をサポートする仕組みを提供しているということだけではなく、顧客に楽天市場での買い物を“楽しんでもらう”という楽天の「Shopping is Entertainment!」を感じた。
このリニューアルが顧客にとって親切であることはもちろん、楽天市場出店店舗にとっても、自社が扱う商品に顧客がたどり着きやすくなる仕組みが整ったことで、転換率を把握しデータ分析も行うことができる。
データ分析ができることで、商品の見せ方など売上向上への戦略を立てることができるはず。
特に今回の「楽天スーパーSALE」は、リニューアル後初のセールとなる。出店店舗にとってもこのリニューアルがどのような結果をもたらすのだろうか。