2016年注目ショップ10選 LOHACO / Oisixなど~最新EC業界大図鑑を試し読み~
ECのミカタは、昨年に続く2作目として「2016年のEC業界を総まとめ!!最新 EC業界大図鑑」を発売しました。EC業界の基礎的な用語や概要〜最新のトレンドや重大ニュースをまとめた一冊になっています。ここでは、「2016年注目ショップ10選」を公開します。また、発売記念キャンペーンを実施中です。なお、この10社の選定に当たって、実際に幾つかの支援企業にリサーチを行っています。ゆえに、ここで紹介する10社は、目覚ましい活躍を見せた、正真正銘の、2016年を象徴するネットショップになります。
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美容・コスメ・健康関連で急成長のビーボ
会社名:株式会社ビーボ
設立:2010年9月
ショップ名:BELTA(ベルタ)、PALCLAIR(パルクレール)
お話を伺った方:代表取締役社長 武川克己
美容・コスメ・健康関連のECベンチャーとして急成長のビーボ。しかし、成長の原動力は意外にも、”モノを売ることに執着しない”姿勢にありました。
本誌では、現在売れ筋の商品をお伺いしました。2016年の売れ筋商品は、葉酸関連商品・酵素関連商品・育毛剤ということです。ビーボが事業を始めようと思ったきっかけが、「世の中に価値を提供し、存在意義のある会社でありたい」ということもあり、オリジナル商品を開発し、商品展開しているようです。この他にも、「商品を売るのではなく、お客さまの目的達成をサポートしていたら、商品も自然に売れ始めました」などの成長のキーファクターについてもお話をしていただきました。
くらしをかるくするLOHACO
会社名:アスクル株式会社
設立:2012年10月
ショップ名:LOHACO(ロハコ)
お話を伺った方:取締役 BtoCカンパニー COO 吉岡晃
ライフスタイル提案型のECを展開するLOHACO。その成長エンジンは「物流」と「メーカー直結型のオープンイノベーション」でした。
本誌では、LOHACOの強みについてお伺いしました。LOHACOの強みは大きく2つあり、「ASKULで培った自社物流」と「メーカー直結」ということです。LOHACOの取扱商品の多くは、くらしに不可欠な日用品で、価格競争に晒されがちになります。ですが、物流センターの運営と配送をグループ会社が担うことで迅速な商品配送を実現しています。また、メーカーから商品を直接仕入れ、情報を公開することで、次の商品開発や販促活動につなげているということです。これら2つの強みを生かすことで、LOHACOはこれまでのECショップにはない付加価値を消費者に提供しています。他にも、今後の展開として、ライフスタイルの提案でさらなる価値提供を目指しているといったお話をしていただきました。
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『予防医学』を打ち出すアンファー
会社名:アンファー株式会社
設立:1987年10月
ショップ名:アンファーストア
お話を伺った方:ティング課/オンラインモール課 課長 吉田南音
昨年来、『予防医学』の考え方を前面に打ち出して、成長を加速させるアンファー。クリニックとの連携強化やCRMの推進が大きな原動力です。
本誌では、アンファーの事業展開についてお伺いしました。アンファーは、昨年度から取り組んでいる「予防医学」という考え方を、より強く打ち出して展開しているそうです。医療をバックボーンとして開発した商品は、お客様から大きな支持を頂いたということです。EC事業展開では、既存のお客様との関係性をより密接にすることで、アンファーのファンを増やすことに注力しています。他にも、「予防医学」のさらなる深化など、今後の展開についてもお話をしていただきました。
食の”安心・安全”を追求するOisix
会社名:オイシックス株式会社
設立:2000年6月
ショップ名:Oisix(オイシックス)
お話を伺った方:取締役 アライアンス/グローバル本部 本部長 堤祐輔
食の"安心・安全”を追求して着実な成長を遂げるOisix。成長の背景には、CRM戦略の強みと、ソリューション事業の強力な推進がありました。
本誌では、Oisix成長の背景にある強みや取り組みをお伺いしました。Oisixが成長している理由は、世界ナンバーワンのサブスクリプション食品ECを目指していて、定期的に多くの商品を買ってもらうための土壌作りにこだわっていることにあるそうです。リピート率の高さと客単価の向上が企業の土台を支えているというわけです。そして、最近では新たな価値提案型の商品開発や、スマートフォンで買いものがしやすくなるような施策を行い事業のさらなる成長につなげています。他にも、BtoBのソリューション事業の成長などのお話をしていただきました。
次ページでは、びっくりカーテン、森水木のラン屋さん、Wi-Fiレンタル屋さん、ルカコのお話しを掲載!
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安さと選べるを融合させたびっくりカーテン
会社名:株式会社ソレイユ
設立:1995年5月
ショップ名:100サイズ既製カーテン通販専門店 びっくりカーテン
お話を伺った方:代表 片岡幸美
サイズの少ない既製カーテンに100サイズのバリエーションを持たせ、「安さ」と「選べる」を融合させた『びっくりカーテン』
本誌では、びっくりカーテンの商品の魅力や市場のニーズの捉え方などをお伺いしました。びっくりカーテンが扱う商品の魅力は、お買い得なカーテンがデザイン・サイズ共に豊富にそろっている点にあります。接客面では、ほとんどの通販店では採用されていない「採寸取り付け」のサポートを武器にしています。また、オリジナル商品の開発を強化するなど、差別化を意識した展開をしているようです。他にも、専門店にしかできない一歩踏み込んだ接客についてお話をしていただきました。
ランの魅力を発信する森水木のラン屋さん
会社名:有限会社宮川洋蘭
設立:1972年7月
ショップ名:森水木のラン屋さん
お話を伺った方:宮川将人
熊本県の宇土半島から一本の橋でつながる戸馳(とばせ)島は日本一のランの島として知られています。ここからECでランの魅力を発信するのが「森水木のラン屋さん」です。
本誌では、森水木のラン屋さんがECを始めたきっかけや苦労したことをお伺いしました。森水木のラン屋さんでは、ほとんどがオリジナルの洋ランを育てて提供しています。そして、2000年代に入り、ネット時代の到来を確信し、EC事業の展開をしたということです。ですが、ECを開始した当初は、手探り状態で、ほとんど売上がなかったそうです。それでも、ネットで花が安心して買え、喜ばれる時代が来ることを確信し、苦労を乗り越えることで結果が実りました。熊本の震災被害を乗り越えた森水木のラン屋さんは、様々な支援の恩返しのためにも頑張りたいということです。
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ありそうでなかったWi-Fiレンタル屋さん
会社名:株式会社ジェイフィールド
設立:2013年8月
ショップ名:Wi-Fiレンタル屋さん
お話を伺った方:代表取締役 漆畑洋輔
ありそうでなかった「Wi-Fiルーターのレンタル」サービス。今でこそ多くの事業者が参入していますが、その先駆者が『Wi-Fiレンタル屋さん』です。
本誌では、事業を始めようと思ったきっかけや成長の要因をお伺いしました。Wi-Fiルーターのレンタル事業を始めたきっかけは、ニーズはあってもサービスを提供する事業者がなかったことだそうです。お客様目線でサービスを開発し、料金体系をシンプルにしたことが好評となり、高いリピート率を達成しているようです。また、海外に住んでいる日本人の方が一時帰国した際や、訪日外国人の方によるサービス利用など、予想外のニーズをうまく取り込んだことも成長につながりました。他にも、今後の展開として、外国人需要のさらなる取り込みなどについてお話をしていただきました。
自身の子育て経験から生まれたルカコ
会社名:株式会社ルカコ
設立:2015年10月
ショップ名:ルカコ
お話を伺った方:代表取締役 仙田忍
わずか5万円の資金で、たった一人で始まった「抱っこひも収納カバー専門店 ルカコ」。現在では年商1億円にも届く勢いで成長しています。
本誌では、事業を始めようと思ったきっかけや準備期間などをお伺いしました。お話しによると、自身が感じた不便さを解消するために抱っこひもの収納カバーを作ったことが事業のきっかけになったそうです。また、子育てしながら、自宅で働けることからネットショップ開店を決めました。準備期間は3ヶ月、資金はお小遣いを貯めた5万円からスタートでしたが、今までになかった商品に注目が集まり、口コミからお客様が増えたそうです。大手メーカーに見られない特徴は、一つひとつの商品が手作りで、バリエーションが豊富な点だと言います。他にも、抱っこひもを卒業したお子さんと母親をターゲットにした次の商品を創りなど、今後の展開についてお話をしていただきました。
次ページでは、よなよなの里 エールビール醸造所、近江牛の千成亭のお話しを掲載!
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ビール愛で11期連続増収増益のヤッホブルーイング
会社名:株式会社ヤッホーブルーイング
設立:1996年5月
ショップ名:よなよなの里
お話を伺った方:通販団 Unit/Unit Director 佐藤潤
11期連続の増収増益、そして9年連続の楽天市場「ショップ・オブ・ザ・イヤー」獲得と、安定成長を続ける「よなよなの里」。
本誌では、安定的な成長を続けるキー・ファクターをお伺いしました。ヤッホーブルーイングは、「ビールに味を!人生に幸せを!」というスローガンを掲げ、個性を持ったスタッフがアイディアを結集して進むことをモットーとしているそうです。そして、11期連続の増収増益は全スタッフのビール愛のたまものだということです。そして、もう一つのキー・ファクターであるEC事業も成長の好循環を生んでいます。EC事業のメリットはお客様の声を直接聞けるところにあり、ネットとリアルの展開が相乗効果を生み、全体の販売量が伸びているそうです。他にも、今後のビール市場の予測や営業戦略についてお話をしていただきました。
豊かな食文化を創造する千成亭
会社名:株式会社千成亭
設立:1969年6月
ショップ名:近江牛の千成亭
お話を伺った方:直販部 松本恒平
豊かな食文化を創造する千成亭。2000年に開始したEC事業は着実に実績を重ね、新たなステージを迎えようとしています。
本誌では、千成亭のEC事業展開の経緯などをお伺いしました。千成亭は、近江牛を中心とした、加工・卸・小売業、レストラン事業、通販事業を手がけていました。そして、DM・カタログ販売による販売から派生する形で、2000年に自社サイトを立ち上げたそうです。最初はページの作成などを外注に頼っていたそうですが、EC事業の体制を整え、蓄積したノウハウを生かすことで、本店サイトがモールの売り上げを追い抜くまでになったようです。他にも、今後の展開やお客様第一主義の思いについてお話をしていただきました。
<「2016年のEC業界を総まとめ!!最新 EC業界大図鑑」より一部抜粋>
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