集客戦略に効果的!EC関連企業のLINEスタンプまとめ

ECのミカタ編集部

国内での利用率は8割を超えるともいわれる「LINE」。最近では、実店舗・EC店舗問わずにLINEの公式アカウントを開設し、集客の手段として使われている。その公式アカウントで「スタンプ」を配布することが多く、ユーザーの心を掴んでいる。今回は、LINEスタンプの利用実態を探ると共に、EC関連企業のLINEスタンプを15社紹介する。

【EC関連企業のLINEスタンプまとめ】→https://goo.gl/ozRYsq

LINEスタンプ入手後、半数以上がサイトを訪問

 「LINE」というコミュニケーションアプリそのものの利用率が高いことは多くの方がご存知のことだろう。では、LINEスタンプは?と思われた方に、こんな調査結果をご紹介したい。

 株式会社ジャストシステムが実施した「LINEスタンプに関する調査」によると、企業のLINEスタンプを入手後、「商品・サービスを購入/申し込みをした人」が28.5%、「WEBサイトを訪問した人」が51.1%であった。次いで、「商品・サービスを友人・知人に勧めた人」(18.5%)、「企業スタンプを友人・知人に勧めた人」(25.1%)と続いた。

 LINEスタンプの入手後の企業の印象について、10.4%が「その企業のイメージが非常に良くなった」、32.6%が「その企業のイメージがやや良くなった」と回答した。計43.0%が「イメージが良くなった」と回答したこととなり、企業スタンプは、企業のイメージを向上させることにも役立つようだ。

 商品購入時に提供されるシリアルナンバーなどを入力して企業スタンプを入手したことがあるユーザーのうち、「その企業のスタンプが欲しくて、商品を購入した経験がある人」は53.7%であった。

 この調査結果を見るに、LINEスタンプが集客に効果的な様子がうかがえる。

通販ならではの言葉がLINEスタンプに登場

 上記の調査結果を踏まえると、「LINEスタンプ」は企業の認知を向上し、WEBサイトへ誘導する。さらに、LINEスタンプが欲しいあまりに商品を購入した人も53.7%存在するため、購買行動も促進する効果もある。そのため、EC関連企業でも「LINEスタンプ」を活用している店舗が増加してきている。

 例えば、Amazon。AmazonのLINEスタンプは、犬やウサギをモチーフにしており、「メリークリスマス」などの季節の挨拶や、感謝・褒め言葉のスタンプがあるため、LINEのやり取りに使いやすい。さらに、言葉だけでなく、驚きやチラ見を表現するスタンプがあることも特徴だ。

 EC店舗では、「ディノス」。ディノスでは、家具・収納、キッチン・生活雑貨からファッション、美容・健康まで幅広く揃う。そんなディノスのLINEスタンプは、犬のキャラクター「せしまる」をモチーフにしている。全40種類のスタンプがあり、「ポチッちゃえ」や「買っちゃった」など通販ならではの言葉のスタンプが目立つ。

楽天・オルビス・ファンケルなどのスタンプの特徴はこちらへ→https://goo.gl/ozRYsq

手軽で可愛い「LINEスタンプ」がユーザーの心を掴む

 少し前までは、携帯電話で人とコミュニケーションを取る際には「電話」か「メール」を利用することが一般的であった。しかし、「LINE」が登場してからは、その手軽さからLINEを利用する人が増加していき、今ではコミュニケーションツールの代表となった。

 ユーザーを虜にしているサービスの1つに「LINEスタンプ」がある。例えば、メールの場合、文章を相手に送らなければ、コミュニケーションが成り立たない。それがLINEスタンプの場合、スタンプを押すだけでコミュニケーションが成り立つことが多い。一瞬で返信できてしまう、その手軽やスタンプの可愛さがユーザーの心を掴んでいるのだ。

 それを受け、様々な店舗でLINEスタンプをユーザーに送るようになった。確実に売上に繋がるわけではないが、店舗を知ってもらう“きっかけ”にはなるはずだ。

 今回、紹介した16社のEC関連企業のLINEスタンプは、公式キャラクターをモチーフにし、可愛い系から面白い系まで揃っていた。さらに、日常会話に登場しそうな言葉のスタンプも多く、LINEのやり取りに使えそうなスタンプが多い。使いやすいスタンプは、新規顧客獲得のフックとしては有効だろう。公式アカウントを取得して、「LINEスタンプ」を活用するのも、店舗の戦略としては、なくはないだろうと思うのだ。

【EC関連企業のLINEスタンプまとめ】→https://goo.gl/ozRYsq


記者プロフィール

ECのミカタ編集部

ECのミカタ編集部。
素敵なJ-POP流れるオフィスにタイピング音をひたすら響かせる。
日々、EC業界に貢献すべく勉強と努力を惜しまないアツいライターや記者が集う場所。

ECのミカタ編集部 の執筆記事