【まとめてみた】宅配ロッカーとECについて考えよう

ECのミカタ編集部

EC市場の拡大とともに、不在再配達の問題が顕在化しており、業界一丸となって宅配ロッカーの活用を促す流れが見られます。

不在再配達に物流3社が 立ち上がる宅配ロッカーに 見る新たな可能性

 今までにも増して 再配達の問題が取り沙汰され、その 影響か宅配ロッカーが〝進化〟しています。思えば、ECはネット上 だけで完結するものではなく、ネットショップと顧客をつなぐ〝配送〟の存在があってようやく完結します。

 近年、配送の精度は高まってきていますが、受け取る側である顧客 のライフスタイルが大きく変化していることもあり、不在再配達の問題 が顕在化しています。 不在再配達は、物流業界だけの問題ではなく、EC店舗のイメージダウンにつながりかねないことから、 EC業界でも真剣に向き合っていかなければならない問題です。

 そこで物流企業各社は、配送先のお客様が自分の都合に合わせて好きな時に好きな場所で荷物を受け取れる環境を整えるべく、コンビニ受取、 そして宅配ロッカーへの配達の対応を進めています。 特に宅配ロッカーといえば、ヤマト運輸とフランスで郵便事業における実績を持つネオポストシッピング が合弁会社「Packcity Japan株式会社」を設立。

 ロッカーの列単位で他社の再配達の荷物 を受け取ることができるオープン型 ロッカー「PUDOステーション(P ick Up & Drop Off sta tion)」を展開していることが 2016年の大きなニュースとなりました。 この「PUDOステーション」が 優れているのは、ヤマト運輸の荷物 だけではなく、競合となる、日本郵 便や佐川急便などの荷物も預けられることです。このように大手物流企 業が垣根を越えて協力し、お客様を 最優先にサービスを提供する動き は、業界に新しい可能性を見せてくれました

円グラフの表で理解する〜宅配ロッカーの利用実態

 円グラフの表にある通り、かつてネットリサーチ「Fastask」が調査した「ネットショッピング実態調査 配送編」では、直近1年以内にECサイトで

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