モバイル決済 for Airレジがビットコインに対応。全国のメガネスーパーにも導入へ

ECのミカタ編集部

 株式会社リクルートライフスタイル(本社:東京都千代田区、以下リクルートライフスタイル)が提供する訪日外国人を呼び込む決済サービス『モバイル決済 for Airレジ』は、2017年7月3日(月)より仮想通貨「ビットコイン」決済の取り扱いを開始すると発表。それに伴い2017年7月10日(月)より株式会社メガネスーパー(本社:神奈川県小田原市)が運営する全国のメガネスーパー全334店舗にて、ビットコイン決済が導入されることも発表した。

 『モバイル決済 for Airレジ』はユーザーが提示する決済サービスのQRコードを読み込むだけで決済が完了するモバイルペイメントサービスだ。店舗側ではiPadまたはiPhoneとインターネット環境を用意するだけで、初期費用なしで利用することができる。「支付宝(アリペイ)」などでも支払いが可能なため、訪日外国人ユーザーの決済利便性を高めるだけでなく、加盟店の売上向上にも貢献してくれる。

 その『モバイル決済 for Airレジ』が、今度はビットコインにも対応した。ビットコインはその特性上簡単に決済ができるため、世界では欧米を中心に利用者数が1300万人以上、対応店舗数は世界で10万店舗以上と拡大している。また、「ビットコイン」決済を含む『モバイル決済 for Airレジ』を新規でご利用する場合、店舗はiOS対応のスマートデバイスとインターネット環境を用意するだけで、初期費用は必要ないという。さらに店舗は、売上を決済時のレートに従った日本円で受け取ることができるため、「ビットコイン」の価格変動リスクや為替リスクもない。

 また2017年7月10日(月)より株式会社メガネスーパーは、訪日外国人を含む全てのユーザーの決済における利便性を向上し、来店率を高めるために全国のメガネスーパー全334店舗にビットコイン決済の導入を決定した。

これからは様々な決済システムへの対応が求められる時代

これからは様々な決済システムへの対応が求められる時代

 2017年4月1日に新しい資金決済法が施行され、仮想通貨交換業者が金融庁管轄の登録制となるため、「ビットコイン」を安全に入手・管理できるようになる。また、「ビットコイン」などインターネット上で流通する仮想通貨を購入する際にかかる消費税が2017年7月から非課税となり「ビットコイン」をより安価に購入することができるようになるため、日本国内でも利用者の増加が見込まれている。

 世界的に仮想通貨の流通は広がっている。昨今、決済システムは様々なデバイスや通貨に対応しておかなければ機会損失が大きい。それはECに限った話ではない。仮想通貨で給料が支払われたり、将来的にはビットコインなどの仮想通貨のほうが現金よりも一般的になる時代が訪れると言われている。インバウンド需要に向け、そしてまた来るべきキャッシュレスの時代に向けて早めの対応が迫られている。「よく分からないから」と言って手をつけないでいると大きな損失になりかねない。まだまだ多くのシステムや新しい技術も出てくるのだ。それについていけるようなECサイトがこれからは重宝されるのだろう。

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