サイシード、LINEでの買取り査定を30%効率化する『AI Chat Supporter for Kaitori』をリリース。強みの実用化

ECのミカタ編集部

 株式会社サイシード(東京都新宿区 、以下サイシード)は、LINEによる買取査定の効率化を目的として、買取査定とフォロー連絡を半自動で行える『AI Chat Supporter for Kaitori』をリリースした。

 サイシードは、 AIソリューション事業、広告・メディア事業、採用支援サービス、各種マーケティング事業を行う株式会社である。

 『AI Chat Supporter for Kaitori』は、デフォルトのLINE@では実現できなかったBot導入、査定後の後追い、CRM機能を備えたツールを月額20万円という低価格から導入することが可能。

中古品買取りを取り巻く現状

 ブランド買取大手『なんぼや』がLINE買取りを導入したことをきっかけに、ブランド物の中古品や、中古車・バイクなどをLINEで査定・売却できる事業者様が増加している。店舗に足を運ばずに査定できるためユーザーとしても利用しやすく、買取り金額の約50%がLINE経由である店舗も少なくない。

 一方で、LINEでの買取査定が増えるにしたがって、次のようなオペレーション上の課題が現れてきている。

1. スタッフごとの対応状況がわからない
2. メッセージ対応に漏れ・重複がある
3. 毎回似た内容を手動で打ち込むため、非常に時間がかかる

 対応の丁寧さや査定のスピードが肝となってくる中古品買取りにおいて、この課題は致命的である。

 そこで、AI Chat SupporterはAIとLINEを活用することで、買取事業者がLINE査定において抱える課題を解決する。

『AI Chat Supporter』が解決できる課題

1. 自動顧客対応

査定依頼や買取方法の質問など、顧客からの簡単な問い合わせにはまずAIが自動対応する。
スタッフは査定結果の入力だけを行えばよく、大幅な時間短縮が可能。

2. 買い取り査定特化CRM

リピーターの管理や、査定後の後追いメッセージの一斉配信など、ブランド品の買い取り査定を行う上で必要十分なCRM機能を備えている。

3. 低コスト

自社でチャットシステムを開発する場合と比べ、低価格で導入・運用が可能。

強みの実用化

 大変好評を博しているLINE査定。ユーザーの利便性や現状の人気ぶりを考えると、今後もさらに広まっていくことが予想される。そんな中でその課題を解決すべく開発されたのがこの 『AI Chat Supporter for Kaitori』だ。AIをうまく利用し、コスト削減まで実現している。

 現在のEC業界で最も注目されている分野と言えるSNS、AIがタッグを組んで、新しいビジネスモデルのサポートを可能にした。SNS、AIそれぞれ単独でも様々に活用されているところだが、それぞれの強みを組み合わせて結果を出すことの有意義さを、この事例は指し示している。いかに最適な組み合わせを見つけ実用化するかが問われているのだ。

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