ネットプロテクションズ、EC-CUBEに対応した「NP掛け払い」「atone」の決済プラグインを提供開始。新たな概念へのアンテナ

ECのミカタ編集部

 日本初の未回収リスク保証型後払い決済サービスを提供する株式会社ネットプロテクションズ(東京都中央区、以下、ネットプロテクションズ)は、2017年8月17日(木)より、株式会社ロックオン(大阪府大阪市北区、以下、ロックオン)が提供するECサイト構築システム「EC-CUBE」(2.13系)に対応した「NP掛け払い」「atone」の決済プラグインを提供開始した。

 今回の決済プラグイン提供により、ネットプロテクションズが提供する主要決済サービス「NP後払い」「NP掛け払い」「atone」の全てが「EC-CUBE」(2.13系)に対応したことになる。

 「EC-CUBE」(2.13系)を利用するEC事業者は、決済プラグインを利用することで、「NP後払い」「NP掛け払い」「atone」をより簡単にECサイトに導入することが可能になる。

 また、これらのサービスを利用するために必要な情報入力作業(取引情報の登録、与信結果の取得、配送伝票番号の登録等)を全て自動化することが可能となり、自動化するために発生する場合のある初期導入費20万円(税抜)及び月額運用費2万円(税抜)についても全て無料となる。

「NP後払い」とは

 「NP後払い」はネットプロテクションズが提供する後払い決済サービス。購入者はネットで買い物をし、商品の受取り後に中身を確認した上で、別送または商品と同梱で届く払込票を利用して最寄りのコンビニ・銀行・郵便局で支払いができる。「NP後払い」はクレジットカード情報の登録が不要で、商品受取り後の支払いが可能な決済のため、ネットショッピング利用者は安心して買い物を楽しむことができる。

 これを導入することにより、ネットショップの来訪者の購入率(コンバージョン率)が向上し、売上向上効果を見込むことができる。現在、導入企業数は2万3千社、累計ユーザー数は1億人を超えている。

「NP掛け払い」とは

 「NP掛け払い」は、BtoB・企業間後払い決済サービス。ネットプロテクションズが企業(売り手)と企業の顧客(買い手)の間に入り、買い手への与信から請求書の発行、代金の回収、未回収リスクの保証まで掛け売り業務全てを請け負う。

 そのため、売り手は営業活動などの価値創造に繋がるコア業務に集中できることに加え、法人格を有する顧客のみでなく個人事業主まで対象となり、販路の拡大にも貢献する。本格提供を開始して以来、1000社を超える企業に導入され、累計100万社以上の企業に利用されている。

「atone(アトネ)」とは

 「atone」は、ユーザーが持つ既存の決済方法への不満を解決する次世代の決済サービス。クレジットカードがなくても、会員登録すれば誰でもすぐに利用が開始でき、携帯電話番号とパスワードの入力だけで買い物が可能となる。そのため、特にスマートフォンを利用したネットショッピングにおいて、簡単で快適な買い物体験を提供できる。

 会員登録や利用にかかる費用は毎月の請求費用90円のみで、さらに「atone」を利用して買い物をするとポイントが貯まり、ポイントは代金の値引きに利用することが可能だ。「atone」の導入企業は、コンビニ後払い決済を希望するユーザーのニーズを満たしつつ、既存の決済方法以上の利便性を提供できるため、より幅広いユーザーの獲得が期待できる。

「EC-CUBE」とは

 「EC-CUBE」は、株式会社ロックオンが公開している、誰でも無料で利用・改変できるオープンソースのEC構築パッケージ。必要な機能を網羅しているため、すぐにECショップを開店することができる。また、カスタマイズすることで、オンライン予約やカスタムオーダーなど、ASPサービスでは実現できない様々な販売形態のサイトを作ることもできる。

 さらに、物流・決済・広告などリアル領域を含めた各種EC周辺サービスとの無限の組み合わせによって、独自のショッピングプラットフォームを構築することが可能。

新たな概念へのアンテナ

 今回の決済プラグイン提供により、より多くのECサイトがコア事業への集中や販路の拡大をすることができるようになる。特に、atoneは携帯電話番号とパスワードの入力だけで買い物が可能という、利用者の利便性をかなり高めることのできるプラグインだ。

 これからのEC業界は、現金払いやカード払い等既存の支払方法にとらわれず、もっと様々で利便性の高い支払方法が広まっていくだろう。仮想通貨など、新たな概念も次々生まれる昨今、新サービスには常にアンテナを張り対応していくことがEC業界には求められているのだ。 

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