高まる現地でのプロモーション需要。BEENOSとカプセルの業務連携で海外発信を強化

ECのミカタ編集部

 BEENOS株式会社(本社:東京都品川区)は、台湾でYou Tuber向けマネジメントプロダクションを運営し、ソーシャルビデオに特化したマーケティングサービスを行うカプセルジャパン株式会社(所在地:東京都渋谷区)と両社の強み・ノウハウを活かし、日本発の商品・コンテンツの海外発信強化を目的とした業務連携をすると発表した。

 カプセルジャパンはソーシャルビデオに特化したグローバルカンパニーで、動画・番組制作からキャスティング、マーケティング、PRまでを一連で提供している企業だ。

 2014年からは台北、香港、上海と拠点を海外にも広げ、日本企業のゲームアプリやインバウンドマーケティングの海外支援実績を重ねている。現在、4カ国で100人以上のクリエイターと約1,000本以上の動画広告の実績があり、特に台湾では業界最大規模の売上を誇っている。

 一方BEENOSは、子会社のtenso株式会社において国内ECサイトの海外販路拡大をサポートするため、「転送コム」(海外転送サービス)と「Buyee」(代理購入サービス)を展開している。

 これら2つのサービスでは、海外販売をする際に障壁となる「言語・システム・物流」の問題を解消するため、翻訳、決済、荷物の検品・発送・カスタマーサポート等を代行している。現在1,690の国内サイトに導入されており、86の国と地域に発送実績がある。

 今回の連携により、国内EC事業者・メーカーとの広いネットワークをもつBEENOSグループと、台湾でのソーシャルプロモーションを得意とするカプセルジャパンが、共同で海外プロモーションを強化したいECサイト・メーカーをサポートする体制を構築していくとしている。

求められているのは「現地のニーズ」に合わせた広告

 注目しておくべきは、台湾現地におけるプロモーションの重要性が増しているという事だろう。「日本発の商品・コンテンツ」の魅力が台湾においてすでに受け入れられていて、そこにしっかりとしたプロモーションをかけることで、より大きな後押しに繋がるという事実が存在する。

 日本同様にYouTuberを用いたコンテンツ動画配信は人気が高まっており、その効果は大きい。日本人の感性で闇雲に広告を打っていくよりも、現地の感覚と訴求方法に合わせ、しっかりとピンポイントで市場を狙いに行くほうが効率は良いだろう。

 ターゲットはどこで、どういうものを欲しているか。この記事(https://ecnomikata.com/ecnews/16175/)でも紹介しているが、広告も海を超える時代だ。現地の感性に合わせたサービスと広告が、今まさに求められている。

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