ライブコマースもパトロールの必要性 イー・ガーディアンが守る

ECのミカタ編集部

ライブコマースもパトロールの必要性 イー・ガーディアンが守る

 イー・ガーディアン株式会社(東京都港区)は、ライブコマースで配信される動画のリアルタイムモニターや投稿コメントの監視、チャット・電話によるカスタマーサポート対応を行う「ライブコマースパトロール」の提供を開始すると発表した。

 イー・ガーディアンは安心・安全なインターネット環境の実現に向け、投稿監視、風評調査、ソーシャルリスニングのリーディングカンパニーとして様々なサービスを提供している企業だ。

 現在、EC業界では「ライブコマース」が盛り上がりを見せている。インフルエンサーを中心にライブ動画を配信し、視聴者がリアルタイムに質問やコメント投稿をしながら商品を購入できる新しいEコマースの形式で、2018年のヒット商品に予測されるなど来年度更なる市場拡大が予測されている。

 「ライブコマース」は、リアルタイムに交流が出来る気軽なサービスである一方、自由に動画の配信やコミュニケーションが図れることからコンテンツの管理や表示されるコメント選定など安心安全性の担保が課題となっている。

 このような現状を受け、イー・ガーディアンは、これまで培ってきた豊富な動画や投稿監視のノウハウを活かし、動画のリアルタイムモニターや配信される動画が薬機法の広告規制に違反していないかなどの事前シナリオチェック、放送事故防止や購買促進コメントの選定などの投稿コメント監視などを行う専門サービス「ライブコマースパトロール」の提供を開始した。

積み上げた信用を守り抜くために

 一言で投稿監視といっても、投稿されるメディアの種類や監視の手法、監視体制の違いによって運用方法は大きく異なる。新しく出たようなサービスなどに対しては特にプロの手を借りたほうが良い。

 気軽に発信が行えるようになった今、裏を返せば炎上してしまうリスクなども高まっているということだ。何気ない投稿が思いもよらない事態に発展することもある。まだまだ整備されきっていない上に、放送事故のリスクが高いライブコマースの分野に至っては、より気を配っておく必要がある。

 顔の見えないインターネットでは、その匿名性を武器に攻撃を仕掛けられることも珍しくない。積み上げた信用も、ひとつの間違いでガラガラと音を立てて崩れてしまう。それぐらい信用は繊細なバランスの上に成り立っている。

 そのバランスを崩さないためにも、イー・ガーディアンのようなプロの集団に「守りを固めてもらう」という一手は、これから先のインターネットにおいて重要な戦略なのだと感じる。


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