中国の深圳ベンチャー市場「創業板(ChinaNext)」に日系企業が初上場!
トランスコスモスグループのTensyn Interactiveが中国市場に初上場
9月10日付でトランスコスモス株式会社のグループ企業である、インターネット広告会社「北京騰信創新網絡営銷技術株式有限公司(以下Tensyn Interactive)」が、「創業板(ChinaNext)」という中国の深圳証券取引所のベンチャー企業向け市場への上場を果たした。
Tensyn Interactiveは日系企業として初の上場となる。
Tensyn Interactiveとは
大手のオンライン広告会社として、Tensyn Interactiveは、インターネットプロモーションサービスを中国で行い、企業のオンラインブランディングの支援も行っている。主要ポータルサイト・ビデオサイトのメディア・バイイング(広告枠買い付け)では中国市場でトップ3に入る。
また、Tensyn Interactiveの株式を取得を2007年6月に取得したトランスコスモスは、上場後24.5%の株式保有をする。
トランスコスモスは、現地マーケットに即したデジタルマーケティングサービスの提供をしたり、同社との連携を役員の派遣などから行い、日本やその他の海外から中国に進出する企業を中国企業と同様に支援していく。
デジタルマーケティングサービスの事業拡大を目指す
インターネット広告の需要は中国でのインターネット普及(6.3億人の利用者超)により高まると予想される。獲得した上場資金をデジタルマーケティングサービスなどの拡大として、同社は利用していくことを目指している。
ECビジネスにおいてトランスコスモスは、中国最大のECモール「TMALL」や、中国で大手のECソリューションベンダー「Shopex」などと連携し、日本や海外からEC進出をする企業を、中国企業と同様によりいっそう支援する。