「NP掛け払い」が「BeeTrade」とシステム連携開始。BtoBの初取引もスムーズに!

ECのミカタ編集部

 「NP掛け払い」が「BeeTrade」とシステム連携開始。BtoBの初取引もスムーズに!

 株式会社ネットプロテクションズ(所在地:東京都中央区)が提供するBtoB・企業間後払い決済サービス「NP掛け払い」と、株式会社アピリッツ(所在地:東京都渋谷区)が提供するBtoB-ECサイトASP「BeeTrade」のシステム連携を2018年1月10日より開始したと発表した。

 「BeeTrade」は BtoB(企業間取引)に特化したECサイトを作成できるASPだ。BtoB-ECに必要な機能を網羅しており、事業のWeb展開による販路拡大はもちろん、従来電話やFAXで行っていた受発注作業をWeb化することで業務効率化に貢献してくれる。様々なサービスと連携しやすい設計であるため、要望に合わせたサービスを組み合わせていくことで、運営者にとって価値のあるECサイトを実現してくれる。

 その「BeeTrade」が今回新たにシステム連携を組んだのがネットプロテクションズの「NP掛け払い」だ。「NP掛け払い」は、BtoB・企業間後払い決済サービス。ネットプロテクションズが企業(売り手)と企業の顧客(買い手)の間に入り、買い手への与信から請求書の発行、代金の回収、未回収リスクの保証まで掛け売り業務全てを請け負ってくれる。

 そのため、売り手は営業活動などの価値創造に繋がるコア業務に集中できることに加え、法人格を有する顧客のみでなく個人事業主までを対象に掛け売りができるため、販路の拡大にも貢献してくれる。本格提供を開始して以来、1000社を超える企業に導入されている今やBtoB-ECに欠かすことのできないサービスとなった。

 具体的には、今回の連携により「NP掛け払い」を利用する際に発生する手入力の作業(取引情報の登録・修正・キャンセル、与信結果の取得、請求依頼の登録)が「BeeTrade」上で自動的に処理されるようになる。これにより、利用者のサービス導入工数と運用負荷が削減される。

EC業界全体にとって大きな意味を持つBtoB-ECの発展

EC業界全体にとって大きな意味を持つBtoB-ECの発展

 近年、法人間取引(BtoB)においてEC化が進んでいる。BtoBは業種・業態ごとに商習慣の違いが大きいため自社に合わせたシステムはコストが高く、実際にEC化できているほとんどはEDI等を含む大規模なシステムだといわれている。

 そこで活躍するのが「BeeTrade」のようなECサイトASPだ。「BeeTrade」は自社の商習慣に合わせたBtoB-ECを簡単に開設できることを目指し作られているため様々なサービスと連携しやすい柔軟性を持っている。その柔軟性を活かし、日本のBtoB業界において特にニーズの大きい掛け払いを、「NP掛け払い」と連携することで可能にした。

 ネットプロテクションズにとっても、ユーザーに「NP掛け払い」をスムーズに利用してもらうためには、プラットフォームとなる販売管理システムとの連携が必要不可欠であるため、今回の連携は両社の提供価値を相互に高め合うことができている。

 そしてその全てはユーザーの利便性のためであり、結果的にBtoB業界の活性がBtoCに波及し、CtoCへと流れていく。業界の一連の動きとしてとても大切な連携だといえるだろう。業界の発展に寄与するこうした動きを歓迎するとともに、それを発信し、共に魅力あるEC業界へと展開させていきたいと思う次第である。

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