インフルエンサーは30代女性にどう影響する?【サイバー・バズ社調査】
株式会社サイバー・バズ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:高村彰典、以下「サイバー・バズ」)が運営する「インフルエンサー研究所」は、同社独自のインフルエンサーネットワーク『Ripre』の30代女性会員を対象に「インフルエンサー(本調査ではフォロワー1万人以上のInstagramユーザーをインフルエンサーと定義)をフォローするユーザーの心理」に関する調査を実施し、公開した。
よりSNSと親和性の高い30代女性を対象にした調査
株式会社サイバーエージェント(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:藤田晋、以下「サイバーエージェント」)の連結子会社で、ソーシャルインフルエンサー事業を展開するサイバー・バズ社が運営する「インフルエンサー研究所」は、独自のインフルエンサーネットワークである『Ripre』の女性会員を対象に「インフルエンサーをフォローするユーザーの心理」に関する調査を実施した。
今回の調査では特に、購買行動におけるSNSの役割が大きいとされている30代女性に注目し、インフルエンサー施策におけるプロモーション施策のポイントを掘り下げているとのことだ。
◆調査概要
調査主体 :株式会社サイバー・バズ
調査内容 :『インフルエンサーをフォローするユーザーの実態調査』
調査地域 :全国
調査方法 :インターネット調査
調査期間 :2017年11月29日(水)~2017年12月3日(日)
有効回答数:『Ripre』会員登録者 252サンプル
調査対象者:30代女性
30代女性のフォロー総数はどのくらい?
まず30代女性のフォローの状況についてだ。フォロー総数は10~300未満が約半数、1000以上も15%という結果になった。また、「Instagramでフォローしている総アカウント数は次のうちどれですか?」という問いに対して、10~100が23%、100~300が25%だった。
全体のうち300アカウント未満が合計48%となり約半数を占める結果となっている。また、1000アカウント以上をフォローしているという回答も15%という結果になった。
次に、Instagramアカウントを持っているユーザーに対して「現在頻繁に投稿をチェックするお気に入りのインフルエンサーがいるか?」と質問したころ、62%のユーザーが「YES」と回答した。
30代女性ユーザーの半数以上が、日常生活の中で頻繁に投稿をチェックし接触している、特定のインフルエンサーが存在していることが分かる結果となった。また「最もお気に入りのインフルエンサーのジャンル」を質問したところ、第1位が「ファッション」で38%、第2位が「美容」で23%となった。
フォローするキッカケや方法は?
「お気に入りのインフルエンサーをフォローしたきっかけ(経緯)」について質問したところ、最も多かった回答は「ハッシュタグ検索から見つけた」が18%、次いで「人気投稿で見つけた」が14%という結果になった。また、検索画面からユーザーの興味関心がありそうな投稿が表示される、おすすめの画像や動画から見つけてフォローするケースも11%だった。
「人気の投稿」においては、ハッシュタグ検索後に表示されることから、インフルエンサーを活用したプロモーション施策においては“ハッシュタグ設計“が重要なポイントのひとつになると考えることができる。効果的なハッシュタグを設計し、多くのユーザーとの接触を狙うことで、さらなる広告効果の向上に繋げることができそうだ。
フォローしている理由は?
お気に入りのインフルエンサーをフォローしている理由について質問すると、「ユーザー本人のファン」という理由が最多の22%となり、インフルエンサー本人に注目しフォローしているケースが多い結果となった。
次いで多い理由は「写真が自分の投稿の参考になる」という回答になった。インフルエンサーが持つ高いクリエイティブ力を発揮した投稿写真や、写真から伝わる世界観に注目し、ユーザー自身の投稿時に参考にしている様子がうかがえる。これにより、一般ユーザーが“真似したくなるような写真の投稿“を意識することも、広告効果の向上に繋がると考えることもできる。
また僅差で「最新のトレンドをキャッチできる」という回答が18%となっており、お気に入りのインフルエンサーが利用している商品やサービスなどへの注目度の高さや、トレンド感の創出においても有効であることが、この調査からも垣間見える。
インフルエンサーが投稿した内容を見て購入したことはある?
お気に入りのインフルエンサーが投稿した内容を見て、商品やサービスを購入した経験はあるかという質問に対して、60%が「購入した経験がある」と回答した。また購入に至った理由を聞くと「世界観に共感していて自分も近づきたいと思うから」「いつも参考にしている人が使っているから」という声が見受けられ、インフルエンサー本人への信頼や親近感などが、商品やサービスへの信頼にも繋がっていると考えることができる。
今回の調査から、30代女性の購買行動にSNS、そしてインフルエンサーが大きく影響している様子が浮き彫りになった。また、ユーザーとの接触ポイントにおいては、特にインスタグラムなどでは、ハッシュタグの設計が重要であり、有効的に活用することで多くのユーザーの興味や関心を引くことができそうだ。