購買データ分析「SCOOP」、ECナビ協業で年内トップの見込み

ボーダーズの「SCOOP」5万ユーザーを目指す

マーケティングプラットフォームを提供する株式会社ボーダーズは、消費者購買情報分析を行う「SCOOP」を今年7月よりリリース、わずか2ヶ月で1.7万のユーザーを持つことになった。年内には5万ユーザーの見込みがあり、一部大手メーカーに提供を開始するなど拡大を図る。

日用品の購入データ取得をより正確に

マーケティングに必要な購買データは、調査会社がバーコードを読み取るレコーダーを使って収集していたが、読み取り作業の負担の大きさや日時、店舗の不正確さなど、様々な問題を抱えていた。

同社ではそうした現状を「レシトク」の利用により解決。「レシトク」は、ECナビポイントが貯まるお得な家計簿アプリで、レシート、JANコード登録を行うシステムを用い、ユーザーに見やすく、より正確な購買データを安価に提供することに成功。さらにユーザーを増やしてマーケティング情報を収集することができる。

マーケティングのデータドリブン化

もともと生活日用品・食品・飲料メーカーでは、情報収集に時間がかかりそれをマーケティングに生かすことが困難であった。「SCOOP」を利用することによって、自社製品の購買に関するデータ、解析、併売分析が行える他、生鮮やホットスナック・カウンターコーヒーなどの非JANコード商品の分析も可能になる。

同社では、データを集めることで、商品開発や商品販売戦略など、積極的な戦略が可能になるデータドリブンマーケティングの実現を目指す。