ドコモのWeb接客ツール『ecコンシェル』導入企業が5,000社を突破
株式会社NTTドコモ(本社:東京都千代⽥区、代表取締役社⻑:吉澤 和弘、以下「ドコモ」)が提供する、 ⾼性能AIを搭載したWeb接客ツール『ecコンシェル」が、2018年1⽉現在サービス導⼊社数5,000社を突破したことを公表した。
高性能なAIでWebサイトのCV率を⾼める『ecコンシェル』
『ecコンシェル』は、⼈⼯知能(AI)技術を導⼊したWeb接客ツールだ。ドコモのオープンイノベーションの取り組みの⼀環として、機械学習・深層学習に関わるアルゴリズムソリューションを展開する株式会社 PKSHA Technology(所在地:東京都⽂京区、代表取締役:上野⼭勝也、以下「PKSHA Technology」)との共同開発の結果生まれた。
Webサイト内のアクセスログや購買履歴などさまざまなデータをもとに、⾃動でユーザーの⾏動にあわせて閲覧者ごとにカスタマイズされた最適な商品やキャンペーンを表示し、さらに⾼性能なAIでWebサイトのコンバージョン率を⾼めることが可能なサービスとなっている。
導⼊社数がついに5,000社を突破
同サービスは、2016年6⽉から提供を開始し、多くのユーザーから支持され、2018年1⽉現在、ついに導⼊社数5,000社を突破した。導⼊企業は⼤企業から中⼩企業まで規模は様々で、業種はアパレルや総合通販、化粧品、旅⾏、さらに電⼦書籍や⾳楽といったコンテンツ系、情報サイト等にも広がっている。
ドコモでは、あわせてユーザー⾏動(AIDMA)を可視化する新機能『ユーザーフロー』を1⽉15⽇より提供開始し、5,000社突破記念として、エンタープライズプラン(⽉額48,000円〜)を最⼤1ヶ⽉無料で利⽤可能なキャンペーンを実施している
CVに⾄るまでの⾏動を可視化する『ユーザーフロー』
『ユーザーフロー』は、導⼊サイトの業種の広がりから、サイトの⽬的に合わせて『ecコンシェル』を使いやすくするため、ゴールへ⾄るまでのユーザー⾏動(AIDMA)に適した新ダッシュボードだ。
これまでのダッシュボードは、サイト全体のゴールとしてキャンペーンの配信割合、売上⾦額、コンバージョン結果を表⽰してきたが、Web接客による途中経過の効果を把握することは困難だった。そこで、『ユーザーフロー』では、AIDMAの考え⽅に基づき、中間ステップを「フィルタ」として設定し、最終的なゴール「コンバージョン」に⾄るまでのユーザー⾏動を可視化できるようにしたのだ。
また、『ユーザーフロー』のフル機能を利⽤できるのは、エンタープライズプランのユーザーとなる。また、ダッシュボードの表⽰切替はいつでも可能で、旧ダッシュボードも引き続き利用可能とのことだ。
ECはもちろん、さまざまな分野でWeb上で接客が完結するようになって久しい。そこにおいて、本質的なユーザー行動の把握は、CV率向上だけでなくPDCAサイクルを構築し強化する上でもカギとなる。一方でその可視化には多くの課題があったが、このニュースはその課題を解決する上でまたと無い朗報と言えそうだ。