オープンロジが日本向け越境EC物流サービスを提供開始。世界の商品はもっと身近に

ECのミカタ編集部

 物流プラットフォームを運営する株式会社オープンロジ(本社:東京都豊島区)は、海外企業の輸入サポートから宅配までをワンストップで可能にする、日本向け越境EC物流サービスを提供開始したと発表した。

 2016年には日本のEC市場規模(BtoC)は、15兆円を上回り過去最高となった。しかし、世界のECによる取引額は急成長し、2015年で約188 兆円に達している。また市場調査会社eMarketerによれば、2019年には現在の約2倍の387兆円まで拡大すると予想されている。

 急成長するEC市場を支援するサービスも充実してきており、グローバルに向けたネットショップを作成できるサービスや海外の商材を販売するECプラットフォーム等、海外企業がより簡単に日本向けの越境ECを構築できるようになった。

 しかし、日本向け越境ECを行う場合、輸入代行者と日本国内の倉庫を探す必要があり、物流面のハードルは依然として高いのが実情だ。これをクリアできるワンストップサービスをオープンロジが提供してくれる。

 オープンロジは「物流をもっとかんたん、シンプルに」をコンセプトに、倉庫会社をネットワーク化、非稼働時間・遊休スペースを活用することで実現する低価格な物流アウトソーシングサービスを、EC事業者を中心に3,000社以上に提供している。

 今回発表されたサービスは、海外企業が日本向けの越境EC展開を行う際の輸入サポートから宅配までをワンストップで提供するサービスとなっている。通常、日本法人のない海外企業等が日本へ商材を輸入する際、輸入代行者や国内の倉庫を探したりする必要がある。

 そこで、輸入サポートから国内の倉庫手配、商材の保管や出荷作業の代行までを一気通貫で提供するサービスを開始。海外企業の日本向け越境EC展開をより一層サポートしてくれる。

「拡がるECの可能性」と「何をどう届けていくか」

 これから先、グローバル化の波は急激に押し寄せ、売り手にも買い手にも新たな体験が用意されている。世界で戦うツールはもう揃っているのだ。こうしたサービスの進歩はECの可能性をどんどん拡げてくれる。ユーザーに何を届けたいかだけに集中すれば良い環境になった。それも世界レベルで。

 これは単純に「仕事が楽になる」とかいった話ではない。これだけ簡単に世界中の商品が、どこにいても手に入るようになった今、何をどう届けていくか更に突き詰めていく必要があるということだ。そこにしっかりとフォーカスを当てて取り組める事業者がこれからは生き残っていけるのではないだろうか。

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