インフルエンサーが押し上げる受注型ECサイト『IN-CHOICE』でアパレル業界の問題に切り込む

ECのミカタ編集部

 アイエント株式会社(本社:東京都渋谷区)は株式会社TWIN PLANET(本社:東京都渋谷区)と協業し、タレント・インフルエンサーがチョイスした、市販されていない希少価値のある商品を予約購入できる受注型ECサイト『IN-CHOICE』を公開した。

 アイエントは、アパレル業界とテレビ業界をITで活性化させることをミッションにテレビタレントに衣装を貸すオンラインショールーム「STYLIA」、ZOZOTOWNでのセレクトショップ運営、テレビで芸能人が着用した服がわかって買えるメディア「コレカウ」、SNS連動型のファッションアプリ「chao」の運営を行っている。

 ツインプラネットはIP(知的財産権)を軸に、エンターテイメント分野において幅広い事業を展開。「ヒト・モノ・コト」などあらゆるコンテンツをIPとして捉え、市場調査・企画・PR・コンテンツ開発・商品開発・メディア開発などを手掛けている。また、さまざまなジャンルで活躍する個性的な人材が所属する芸能プロダクションとしての側面も持ち、独自のキャラクタービジネスやイベント事業を実施している。

 その2社が協業してオープンしたのが受注型ECサイト『IN-CHOICE』だ。

 昨今のアパレル業界においては、消費者に商品が届くまでの間に多くの企業が介入しており、クオリティは高いにも関わらずサンプル品の段階で販売対象から外れ、消費者の所に届くことなく埋もれてしまう商品が生じている、という問題があった。

 『IN-CHOICE』は、このような現状に着目し、高い情報感度と発信力を持つインフルエンサーにバイヤーの立場でサンプルの段階で商品を選定してもらい、そこで選ばれた商品を一般消費者へ提案・販売するサービスになっている。

 インフルエンサーがチョイスするという付加価値をつけた上で受注予約販売することで、「本当に欲しい物を、必要なだけ、ユーザーが選んで購入する」BtoCtoCサービスとなる。

 今回は第一弾として、100万以上のInstagramフォロワーを有する「GENKING」と、ファッショニスタであり高いエンゲージメント力を持つ「桃坂ナナ」と「ミチ」の3名がそれぞれチョイスした商品の予約販売をスタートする。

問題点や改善点に対してどうアプローチしていくか

 それぞれの業界には、それぞれの問題点や改善点が必ず存在する。そこに対してどうアプローチできるかがビジネスセンスだと思うが、現代においてECは問題解決への手段としてかなり重要な位置にいると常々感じる。

 『IN-CHOICE』ではインフルエンサーがその効果を押し上げる狙いがある。ただ人気にあやかるだけでなく、問題を解決していくというミッションをブレずに遂行していけばアパレル業界、EC業界としても注目せざるを得ない案件となる。両社の今後の動きにも期待が高まる。


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