「株式会社スタートトゥデイテクノロジーズ」が発足。ファッションは技術の力で変わるのか

ECのミカタ編集部

 スタートトゥデイグループは、株式会社スタートトゥデイ(本社:千葉県千葉市)の子会社である株式会社スタートトゥデイ工務店(本社:東京都渋谷区)、株式会社VASILY(本社:東京都渋谷区)、株式会社カラクル(本社:福岡市中央区)を合併し、グループ内の技術力を集約した新会社「株式会社スタートトゥデイテクノロジーズ」を発足した。

 同社は「70億人のファッションを技術の力で変えていく」をミッションとし、スタートトゥデイグループの持つ技術力を集約することで、保有するビッグデータの更なる活用、技術革新を加速することを目的としている。

 ZOZOTOWNやZOZOSUITを活用したプライベートブランド「ZOZO」などのファッションEC、WEARやIQONなどのファッションメディアなど、現在提供しているファッションサービスの開発業務全般に加え、スタートトゥデイ研究所によるR&D、テクノロジードリブンな新規事業の創造を行っていくとしている。

 これまで感覚的に語られてきたファッションという分野を科学的に解明し、テクノロジーによって実用化することで、世界中の人がよりファッションを楽しむことができる世の中を目指す。

 専門性の高い分野でも迅速な意思決定とスピード感のある経営を行うために、代表取締役が2名就任する。1名は、旧スタートトゥデイ工務店の代表取締役社長 久保田竜弥が、代表取締役社長としてZOZOTOWNの開発やプライベートブランド販売サイトの事業を担当する。もう1名は、旧VASILY代表取締役社長 金山裕樹が、代表取締役CIO(Chief Innovation Officer)として、WEAR、IQONなどのファッションメディアの運営、新規事業の開発、スタートトゥデイ研究所などイノベーション創出を担当する。なお、旧カラクル 代表取締役社長 大久保貴之は、執行役員として、研究所福岡拠点のリーダーを務める。

様々な領域の「天才」「逸材」たちを募集

様々な領域の「天才」「逸材」たちを募集

 スタートトゥデイテクノロジーズでは、既存事業のさらなる拡大、テクノロジードリブンな新規事業を創造すべく、この会社の黎明期にリーダーシップを発揮することができる博士やエンジニア、アナリストやデザイナー、プロデューサーなど様々な領域の「天才」「逸材」たちの募集を開始した。

 本格的にファッション×テクノロジーに舵を切ってきた形だ。求人募集にもインパクトがある。最大7人の「天才枠」には1000万円から1億円、最大50人の「逸材枠」には400万円から1000万円の報酬が用意されているという。未踏の領域に進んでいくということはハイリスク・ハイリターンだと言えるが、スタートトゥデイならば成功させてくれるのではないかという期待は高まる。まだまだ発足したばかりの新会社だが、今後の推移を注意深く見守っていきたいと思う。

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