ミカタショップNews〜埼玉県編〜
本日のミカタショップNewsは埼玉県の特産品を取り扱うネットショップをご紹介します。
埼玉の特産品と聞かれると皆さんは何を思い浮かべますか?今回はニッチだけど面白い!今後頑張って欲しい!と思った企業をピックアップしました。
株式会社愃王・フェラミカ〜「Ferramica」〜
最初に紹介するのは鋳物製のフライパンや鍋を作っている株式会社愃王・フェラミカです。一般的に鋳物は重く、鋳物製のフライパンは男でも扱いにくくなってしまいます。しかし伝統の技で新たな鋳物商品の開発に成功したのがこのフェラミカです。
埼玉県川口市は古くから鋳物の町として栄えてきました。歴史の発祥には諸説ありますが、江戸時代には鋳物職人が活躍していたとされる。
時代の流れとともに、日用品から建築用品、軍事用品の製作に携わり、戦後は川口市だけで全国の鋳物の約1/3の生産額を占めていた。
しかしバブル崩壊や安価な輸入品の影響で生産額は激減。消費者の需要に合わなくなってきている。
そんな状況でも消費者のニーズに合った鋳物を作製しようという想いのもと「Ferramica」は長年蓄積された技術を活用し、薄くて、軽く、しかし丈夫な調理器具を開発しました。川口市の職人だからこそ作れる商品です。
株式会社愃王・フェラミカ→http://www.ferramica.com/
秩父菓子処栗助〜すのうぼうる〜
次に紹介するのは秩父にあるお菓子屋さんです。名前の通り、栗をメインにした商品が人気なのですが今回紹介させてもらうのは「秩父カエデ糖」から作製した「すのうぼうる」という商品です。
秩父カエデ糖は秩父に原生する楓の木から抽出したメープルシロップです。日本でもメープルシロップが作られていることご存知でしたか?日本には楓の木は28種類自生しています。そのうち21種類が秩父に自生しているのです。そこに目をつけた「お菓子な郷推進協議会」という団体が秩父の名物として「秩父カエデ糖」を開発しました。
地域活性化にも繋がるこのカエデ糖を使用したすのうぼうるは食のオリンピックと言われる、モンドセレクション3年連続金賞及び、最高品質優秀賞を受賞しています。贈り物でも自分のためにでも、取り寄せる価値有り!な商品です。
秩父菓子処栗助→http://www.kurisuke-shop.jp/
〜岩槻人形〜
最後に紹介するのは岩槻人形です。
埼玉県さいたま氏岩槻区は江戸時代から人形の町として江戸時代から栄えてきました。
その始まりはあの世界遺産、日光東照宮と深い関わりがあるんです。
江戸時代、日光東照宮を造立する際には、全国から腕よりの職人が集められました。そして岩槻は江戸と日光東照宮を結ぶ街道の宿場町でした。そこに宿泊していた職人の中には岩槻に住み着く者が何人かいて、その中に人形作りを広めた者がいるとされています。
幕末には人形は岩槻藩の専売品として多くの人に愛されており、今日まで伝統は受け継がれています。
そして今回紹介するのは岩槻人形優良店会です。岩槻に在籍する10以上もの企業が集結した団体で、岩槻および岩槻人形をさらに宣伝するというコンセプトのもと活動している。
サイトには会員企業のネットショップへのリンクも付いており、それぞれの人形のデザインや値段などを見比べることができます。お互いを監視しながら切磋琢磨していくこの関係性こそ岩槻を日本一の人形産地に押し上げているのではないでしょうか。
岩槻人形優良店会→http://www.iwatsukiningyou.com/
今回の裏テーマ
今回の裏テーマは埼玉県に古くから根ざしている文化、技術、資源を守り、そして現代市場のニーズに適応させているネットショップを選びました。いわば地域活性化ですね。
都市部に比べて消費者が少ない地方・地域はそれだけで大きなハンデを背負っています。しかしECなら店舗がどこにあろうが、消費者がどこにいようが関係ありません。国境すら超えていくのですから。
今後も地方にいながらECを上手く利用している、面白いネットショップはチェックしていきたいと思っています。
その他ネットショップに関するプレス・その他ニュースございましたらこちらまでご連絡ください。→press@ecnomikata.co.jp