「ECサイトに関する調査」で分かる消費者とECの付き合い方【ネオマーケティング調べ】

ECのミカタ編集部

 総合マーケティング支援を行なう株式会社ネオマーケティング(所在地:東京都渋谷区)は2018年4月11日(水)~2018年4月13日(金)の3日間、全国の20歳以上で直近3ヶ月以内に、ECサイトで商品を購入した500名を対象に「ECサイトに関する調査」をテーマにしたインターネットリサーチを実施した。

 成長を続けるEC業界。そうした中、消費者はどのようにECサイトを利用しているのだろうか。今回は、20歳以上の直近3ヶ月以内に、ECサイトで商品を購入した500人に対し「ECサイト」に関する調査を敢行。「購入の際の情報源」や「レビューや拡散の頻度」、「お気に入りに入れて実際に利用しているECサイト」などをリサーチしている。

あなたがECサイトで商品を購入する際に参考にする情報源は?

あなたがECサイトで商品を購入する際に参考にする情報源は?

 ECサイトで商品を購入する際に参考にする情報源で最も多い回答は、「ECサイト・アプリ(Amazon、楽天、LOHACOなど)」となり85.4%がECサイトで直接情報を得ているということが分かった。

 全体の数字では「Twitter」や「Instagram」などのSNSは10%以下にとどまる結果となっているが、20代は「Twitter」22.0%、「Instagram」16.0%と高い数字が出ていて、他年代と比較しインターネットを通じて様々な媒体から情報を得ていることが分かる。

ECサイトで商品を購入したときに、レビューを書いた回数とSNSでシェアした回数は?

ECサイトで商品を購入したときに、レビューを書いた回数とSNSでシェアした回数は?

 レビューは「4回以上」と回答した方が最も多く43.4%となった。レビューを書くことにより、ポイントがもらえるECサイトも多いためだろうか。「一度もしたことがない」と回答した方は37.2%となり、62.8%がレビューを書いた経験があることが分かる。SNSでシェアをした経験は17.0%にとどまっている。

「お気に入りに入れている」ECサイトと、その中で「購入時に利用する」ECサイトは?

「お気に入りに入れている」ECサイトと、その中で「購入時に利用する」ECサイトは?

 普段、閲覧するECサイト、お気に入りに入れているECサイト、購入時に利用するECサイトをそれぞれ聞いたところ、「閲覧」「お気に入り」「購入時」ともに第1位は「楽天市場」となった。次いで「Amazon」が2位だった。「メーカー・ブランド公式通販サイト」は閲覧は70.4%に上るものの、購入時は33.6%となり、購入までには至っていない方が多いようだ。

マーケティングデータに目を通し、的確に情報をユーザーに届ける

 こうした調査でユーザーのECサイトを利用するまでの導線が見えてくる。その導線のどの位置に仕掛けを作っていくかで、効果は大きく変わってくるだろう。ターゲットの年代別でも行うべき施策が変わることも分かる。

 売りたい!という気持ち先行ではなく、一歩引いてこうしたマーケティングデータに目を通し、商品を欲しているユーザーに的確な情報を届け、購買につなげていってほしい。


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