BASE上でショップがファンから資金調達できる画期的なサービス『ショップコイン』の提供が開始される

ECのミカタ編集部

BASE株式会社(所在地:東京都渋谷区、代表取締役CEO:鶴岡裕太、以下「BASE」)は、同社が運営するネットショップ作成サービス「BASE(ベイス)」の出店店舗が、ファンから資金調達を行うことができるサービス「ショップコイン」の提供を開始する。

50万店舗以上が利用

BASE社が提供するネットショップ作成サービス「BASE」は、「お母さんも使える」がコンセプトの50万店舗以上が利用するネットショップ作成サービスだ。導入が簡単な決済機能、デザインテンプレート、トランザクション解析ツールなどネットショップの運営に必要な機能を備えており、費用やWeb技術、時間などのさまざまな理由でこれまでネットショップを始めることが困難だった人も、手軽に始めることが可能だ。

また同社は、ショッピングアプリ「BASE」も提供している。400万ユーザーが利用しており、トレンド、ファッション、インテリア、エンタメ・ホビー、コスメ、家電・スマホ、スポーツ・レジャー、食品・飲料など幅広いジャンルの商品を購入することができる。

そのネットショップ作成サービス「BASE(ベイス)」は、出店店舗がファンから資金調達を行うことができるサービス「ショップコイン」を、2018年5月14日(月)より提供開始した。ショップコインは、店舗のチャレンジをユーザーが支援し、ユーザーは対価としてその店舗だけで使える特別なコインを得ることができるという画期的なサービスとなっている。

ブランドのローンチ時などの資金調達に寄与

ブランドのローンチ時などの資金調達に寄与

ショップコインは、ネットショップ作成サービス「BASE」の出店店舗が利用できるサービスだ。「BASE」の拡張機能「BASE Apps」にて「ショップコイン」を提供する。

ショップは、コインの作成・販売を行うことにより、商品拡充やブランドの成長に向けて使用できる資金を集めることができ、また、コインを通じてファンを早い段階で獲得することが可能だ。ショップ側は、事業開始に先駆けて資金を得る事ができる代わりに、コインを購入した顧客(ファン)に各ショップが設定した割引や優待を提供することで双方にメリットが教授できる。

なおショップコインの販売に際しては、「BASE」による審査があり、審査を通過した店舗がショップコインの販売が可能になる。当該審査では、集めたい資金の金額や使用目的を申請する必要がある。

ファンとのロイヤリティ構築がビジネスを飛躍させる

ショップコインは、店舗がファンから資金調達を行いネットショップ運営におけるキャッシュフローを早期に強化することができるサービスだが、同社は、それはショップ運営上の一つのメリットでしか無いと言う。「このサービスの本質的な目的は『ファンとの関係を継続すること』にある」と考えているようだ。

ファンの獲得の重要性はなにもEC上のビジネスに限ったことではない。広告などを打てば一時的に購入者は増えるが、そのユーザーがリピーターになってくれるかは全く別の話だからだ。

顧客と店舗が密度の高い関係性を構築し、信頼関係を構築することで、購入者は店舗のファンとなりリピーターになっていくのがひとつの流れとなる。一方でリアル店舗と違い、EC上では対面での接客が行えず、単純接触効果はかなり限定的だ。そのため、対面に変わるなんらかの関係性構築が必要なのも事実で、新たな仕掛けとして、このショップコインが立案されたことが伺える。

多くのローンチ段階にあるショップやブランドが早い段階でのファン獲得と資金確保に苦労する中、まさに一石二鳥で課題を解決し得る注目すべきサービスと言えるだろう。

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