阪急阪神グループの「Sポイント」が関西2府4県のセブンイレブンでも利用可能に

ECのミカタ編集部

 阪急阪神ホールディングスグループとエイチ・ツー・オー リテイリンググループ(以下、両グループ併せて「阪急阪神グループ」という)が展開している関西エリアを対象とした共通ポイント「Sポイント」サービスは、このたび関西2府4県(大阪府、京都府、兵庫県、滋賀県、奈良県、和歌山県)で展開している「セブンイレブン」約2,700店舗でも利用できるようになると発表した。

 阪急阪神グループでは、2009年より、関西エリアを対象に、より「たまりやすく」より「使いやすい」カードポイントの構築を進めてきた。2016年4月より「Sポイント」サービスを開始し、関西エリアの方にとって「なくてはならない」サービスの構築を目指している。

 この度、その「Sポイント」は関西2府4県のセブンイレブンでもサービスが開始されることとなった。

 現在、阪急阪神グループでは関西エリアにおいて、約20種類のポイントカードを約750万人の会員に発行しており、「Sポイント」は、それらの多種多様なカードを結ぶネットワークとなる。

 阪急阪神グループが提供するカードの中から、ユーザーの生活スタイルに応じたカードを選び、そのカード1枚で関西エリアにおける様々な生活シーンでポイントをためて、使うことができる。

 「Sポイント」の対象カードは、現金や商品券、クレジットカード、電子マネーなど様々な決済手段に対応していて、多数の施設で利用できるため、日常生活のあらゆる場面でカードを利用できる。

限定された地域であることを強みにする

 コンビニでもポイントを貯めたり使ったり出来るとなれば、利用者はさらに拡大していくはずだ。アプリを使ったポイントシステムなどが台頭している今、各社ポイント施策には頭を悩ませている。そうした中でセブンイレブンとの連携は今後大きな追い風となる。

 業種をまたいだ大きなポイントネットワークに入るので、セブンイレブンとしても歓迎すべき案件だろう。加盟店が様々な業種にわたっているので、今まで獲得できなかった顧客層へのアプローチも期待できる。

 「関西」という限られた地域だが、それを逆に強みに変えている好例とも言える。「Sポイント」サービスは今後さらに、様々な企業が加盟店に加わっていくとしている。また、他社のポイントサービスとも連携を図ると発表しており、その動向に注目が集まっている。


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