スマホで手軽にテイクアウト料理を事前注文・決済できる『PICKS』が登場
株式会社DIRIGIO(所在地:神奈川県横浜市、代表取締役CEO:本多 祐樹)は、テイクアウトの事前注文・決済サービス「PICKS(ピックス)」をローンチし、あわせて第三者割当増資を実施したことを公表した。
待ち時間ゼロ、キャッシュレス
株式会社DIRIGIOは、モバイルオーダー&ペイプラットホーム「PICKS」の運営と開発などを行う気鋭の企業だ。
同社が提供するPICKSは、テイクアウト料理を事前注文・決済することができるサービスとなっている。同様のサービスは、海外ではモバイルオーダー&ペイと言われており、スターバックスやマクドナルドをはじめとして急速に規模を拡大しているもので、待ち時間ゼロ、キャッシュレスで出来たての料理を受け取ることができる。
同社では、現在パートナー店舗は30店舗程度で今後さらに拡大して行く予定だ。
【サービス概要】
・名称 : PICKS(ピックス)
・配信形式 : iOS(AndroidとWeb版は近日リリース予定)
・利用料 : 無料
・サービス開始日: 5月21日
10兆円の拡大市場に斬り込む
核家族化のさらなる進行、働く女性や単身世帯の増加など国民のライフスタイルの変化を背景に、「中食(レストラン等へ出かけて食事をする「外食」と、家庭内で手作り料理を食べる「内食」の中間の形態)」市場の市場規模は拡大を続けている。
2020年には10兆円を超える規模になるとも予測され急拡大する市場のひとつだが、その一方で外食産業の中食参入や既存のオペレーション改善には課題もあった。それを解決するため、今回PICKSのローンチに至ったのだ。
そのPICKSの特徴はこうだ。
◇1.スマホで全て完結
PICKSはたった3タップの手軽な操作でテイクアウトを事前注文・決済することができる。
◇2. 待ち時間ゼロ
PICKSではテイクアウト料理を事前注文する。時間指定をして取りに行くだけで出来たての料理を待たずに受け取ることができる。
◇3.完全キャッシュレス
PICKSは注文と同時に決済が行われる。行列に並びお会計をする必要がなく、カウンターで受け取るだけの手軽さ。
「中食」のリーディング企業となれるか
またDIRIGIO社は、第三者割当増資についても併せて公表している。同社は、個人投資家である西川順氏(エウレカ創業者)およびKlabVenturePartners (代表取締役社長兼パートナー:長野泰和)より数千万の資金調達を実施した。PICKSのローンチとその後の本格的な展開を前に、基盤強化にも余念のない様子が伝わって来る。
前述したように、さまざまな要因から中食市場は今後も大きく発展することが予想される。そこにおいて、テクノロジーを用いて、より手軽に利用できるようになるのは、ユーザーにとっても至って朗報となるだろう。仕事などに追われながらも、時間や手間をかけずに出来たての食事をとれるのは、本当に素晴らしいことだ。
今後はより一層、店舗や企業との提携を強化し、ユーザーから見て幅広い中食の選択肢から即座にメニューを選べるようにするなど、サービスの拡充が望まれる。また、各種のECサービスとの連携など、アイデア次第でさらなる展開にも期待がかかる。
ローンチ後の厚みを増す同サービスの行方と、同社がネットとアプリを使った中食サービスで、どこまでモバイルオーダー&ペイプラットフォームとして市場をリードしていくのか、今から楽しみだ。