Omise Paymentがコンビニ決済にも対応。ECショップユーザーの離脱率低下を狙う

ECのミカタ編集部

 Omise Japan株式会社(所在地:東京都渋谷区)の提供するオンライン決済サービスOmise Paymentは、新たな決済手段としてコンビニ決済の提供を開始したと発表した。

 OmisePaymentはシームレスで高セキュリティな決済を簡単に導入できるという特徴を持ち、個人経営のネットショップからマクドナルドのような大企業まで幅広い層の事業者に利用されている。

 この度、Omise Paymentは既存のクレジットカード決済に加えて、コンビニ決済のサービス提供を開始した。コンビニ決済は、ユーザーがバーコードをコンビニエンスストアの店頭で表示するだけで、現金決済を簡単に行うことができる。

 Omise Paymentは、コンビニ決済を含む新たな決済手段を追加した目的を「ECショップのユーザー離脱率(カゴ落ち率)を低下させるため」とした。

 総務省が発表した「平成27年通信利用動向調査」によると、インターネットで購入する際の決済方法は「コンビニエンスストアでの支払い」が全体の36.1%を占めている。ECショップでは多くのユーザーが「希望する決済手段がない」ために購入を断念している現状があるのだ。

24時間365日。コンビニ決済で幅広い年代のユーザにリーチ

 全国のコンビニエンスストア店舗で支払いできるコンビニ決済は幅広い年代に利用されており、クレジットカード決済だけではリーチできなかった若年層や高齢者層などの顧客獲得につながる。特にクレジットカードを持てない10代から20代の若年層や、クレジットカードをインターネット上で使うことに不安感のある女性、年配層などへのリーチ拡大に効果的だ。

 Omise Paymentは決済手段がクレジットカードのみに限定されていたために利用を断念したECショップもあった。今回Omise Paymentがコンビニ決済を追加したことを機に、さらに多くのECショップがシンプルなオンライン決済を利用するのではないだろうか。

 ECサイトにとって決済方法の選択肢はコンバージョンに大きな差を生む。顧客は意外と小さなハードルでも購入をためらってしまうものだ。また、複雑な決済フローはショッピングの質を落とし、これも離脱率を高める要因となる。見た目にも、使いやすさにも優れたOmise Payment支払画面はユーザーを迷わせない。Omise Paymentの進化はこれからも事業者と顧客をシンプルに結びつけてくれるはずだ。

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