Yahoo!JAPANが『ヤフオク!』での盗品流通防止のため新施策を実施

ECのミカタ編集部

ヤフー株式会社(以下「ヤフー」)とNPO法人全国万引犯罪防止機構は、健全な流通環境の実現およびヤフーが運営するネットオークション・フリマアプリ「ヤフオク!」における盗品流通防止のため連携・協力していくことに合意した。

まずは盗難書籍をパトロール

ヤフーと全国万引犯罪防止機構(以下「万防機構」)が協力し、「ヤフオク!」における盗品流通防止に向けた新たな施策の実施に乗り出した。その具体施策としてはまず、ヤフーは万防機構加盟の大手書店と連携して盗難高額書籍についての情報交換を行い「ヤフオク!」のパトロールに活用するとのことだ。

万防機構は、社会問題となっている万引犯罪の防止や青少年の健全な育成を目的として設立された特定非営利活動法人だ。今回の連携に合わせ、ヤフーは万防機構に加盟している。同時に、ヤフーが所属する一般社団法人セーファーインターネット協会も同機構に加盟した。

今回の施策実施に際して、NPO法人全国万引犯罪防止機構理事の若松修氏は、次のようにコメントを出している。

「このたびのヤフーとの連携によりお互いの知見や専門性を共有しながら、個人間取引サービスのパイオニアであるヤフーが、より安心・安全な流通環境づくりを牽引していくことを大いに期待しています」

犯人逮捕にも協力

今回の新施策実施に向けた連携の流れは次のようになっている。被害に遭った店舗は所轄署へ被害届を提出し、万防機構は、ヤフーと万防機構で予め定めた条件に適合する被害商品に関する情報をヤフーに連携する。

ヤフーは提供された情報をもとに、「ヤフオク!」に当該商品の出品がないかをパトロールで確認し、当該商品と思われる出品物を発見した場合警察へ申告しヤフーは犯人逮捕のための警察の捜査協力要請に対応をする。

また、これに加えて今後、万防機構内に設置する「インターネット部会(仮)」を通じて、インターネット上のあらゆる盗難品を対象に、万引の手口や商品の傾向について緊密に情報交換を行っていくとともに、両者の連携領域を拡大していく方針だ。

成長市場の健全な発展に寄与

ヤフーはこれまでも「ヤフオク!」において、専門スタッフによる常時パトロールや機械学習を用いた不正利用検知モデルの確立、ガイドラインの見直しなど、常に安全対策を強化してきた。2017年8月25日には「EC事業者協議会」を発足し、他の事業者や関係省庁との連携も進めている。

こうしたこれまでの取り組みに加えて、新たに盗品の情報連携などを通じて流通を防止し、盗品が発見された場合にはすみやかに警察に申告して犯人逮捕に向けた協力をする新たな枠組みを稼働させることになったわけだ。

EC市場の中でもその成長性で注目を集めるネットオークションやフリマアプリの分野だが、こうしたプラットフォームの健全性を高め、不正や不法な行為には断固とした態度でのぞむことは、市場そのものを今後とも発展させる上で大事な要素となるだろう。少なくともYahoo!JAPANはそのための責任をしっかりと果たしていると言えそうだ。

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