株式会社ヤプリ（本社：東京都港区、代表取締役：庵原保文）は、同社が提供するアプリプラットフォーム「Yappli（ヤプリ）」の外部サービス連携を強化し、より高度なアプリの開発を目指すため「Yappli デベロッパーサイト」を公開した。

スピーディーなアプリ開発ができる『Yappli』

ヤプリ社の提供するYappliは、モバイル戦略を成功に導くアプリ開発サービスとなっている。スマートフォンアプリをスピーディーに開発・運用することができ、PDCA サイクルをまわすことが可能だ。すでに250 社以上の導入実績があり、アパレル、ECや店舗販促用のアプリからオウンドメディア、BtoB、新卒採用まで幅広く導入されている。

そのYappliが、より高度なアプリの開発を目指すため「Yappli デベロッパーサイト」を公開した。公開により、連携の領域を拡大することで同サービスの可能性を広げ、ビジネスへの貢献をさらに加速させる方針だ。第一弾として、「ポイント連携API」 と「プッシュAPI」が公開された。

API 連携を活用しているパートナー一覧

SDK 実装済みサービス一覧

Yappliで開発したアプリへサードパーティーのSDKを組み込むことによって可能な連携も進んでいる。主にユーザーのアプリ内行動を活用することができ、分析・解析・接客などに活かすことができる。

第一弾公開API

◆1.ポイント連携API

自社システムとYappliをAPIで連携することで、自社システムにて管理している顧客の情報とアプリ端末を紐付けることが可能なAPIだ。例えば…「ポイント照会」「ログイン」「新規会員登録」などの連携が考えられる。

◆2.プッシュAPI

Yappliが提供するプッシュAPIを利用することで、自社システムで持つユーザーのステータスに応じたプッシュ通知を配信することが可能となる。例えば…「再入荷のお知らせ」「配送状況のお知らせ」などへの利用が考えられる。

さらに進化するアプリ開発・運営プラットフォーム

「Yappli」はこれまでも、プログラミングなしで自社アプリが開発可能なプラットフォームとして多くの企業のアプリ開発を支援して来た。ビジネスにおけるアプリ活用が当たり前になるのと同時に、新しい機能や新しい顧客体験について様々な要望もフィードバックされており、同社では、アプリに対する期待値の高さを感じているそうだ。

そうした状況を踏まえて、「Yappli」を開かれたサービスにし、自社サイトや自社システム、ベンダーとの連携をよりスピーディーかつ簡便にすることで、より一層アプリの価値を高めいくことを目的にデベロッパーサイトを公開したのだ。

今後は、ECの商品情報や在庫数などと連携できるAPIを増やしていく予定だという。例えば、ネイティブアプリでECが完結できるようになるほか、パーソナライズされたコンテンツの提供が可能になるといった内容になる見込みだ。また、開発中のYappli SDKを自社ECなどへ埋め込むことにより、アプリ経由の売上やコンバージョンなど効果を可視化できるようにもなるという。

まさに進化しつづけるモバイル開発プラットフォームであり、その開かれた姿勢の同社は、今後もモバイルアプリ開発の面からECサービスをさらに加速させていくことだろう。