近未来的?!自宅からショップをオープンできちゃうSpaceEngine
株式会社スペースエンジンが、サービス「SpaceEngine」の事前登録をスタート。自宅から店舗の空きスペースに自分のショップをつくることができるという、画期的なサービスだ。
しかし、それだけを聞いてみてもいまいちピンとこない。いったいどうやって、自宅に居ながら外にショップをつくることができるのか。その概要を追った。
株式会社スペースエンジンは、2018年5月に創業したばかりの若い企業。ECサイトの枠を取っ払ったサービス、SpaceEngineとは何か、そこに踏み込んだ意図とは。
スマホから発信
本サービスは、スマホをつかって簡単にショップをつくれるサービスである。自分好みの店舗を、スマホだけで現実にできる。
実際に出店者がスマホでおこなうのは、店舗を開きたい場所と期間を指定すること。
スペースの検索、問い合わせ、予約、決済、すべてをスマホでおこなうことができる。ここで出店するのは、ポップアップストアという、いわゆる期間限定ショップのようなものだ。これによって、東京のオーナーが福岡に店舗を出す、複数の個所に同時に同じ店舗を出店する、など全国各地に幅広く展開することも可能となる。
サービス内容
上述の通り、スマホでスペースの確保ができるのが主な特徴。申し込めば販売スタッフを派遣してくれるので、遠方でも出店が可能となる仕組みだ。利用料金はスペース利用料金×利用日数となっており、スペースによってその料金は異なる。
また、販売スタッフを派遣した場合は、店舗の売り上げの20%を販売手数料として支払う必要がある。いずれにせよ、このような細かなサービスがすべて手の中のスマホでできてしまうのは魅力的だ。今回のサービスの事前登録者には、「大手ゲーム制作会社の東京オフィス」や、大型商業施設などのなかなかできないようなスペースで店舗を出すことのできるキャンペーンも予定されている。
ECサイトの新たな可能性
近年はネット通販が主流となったものの、実店舗での体感を求めるユーザーも増えてきている。いつも使っているECサイトが、ネットの世界を飛び出して現実に出現する。
今後サイトのデザインをイメージしたポップアップストアが次々と出店するようになったら、まるでネットの世界が現実と融合したような感覚を味わえるのかもしれない。