ECサイト強化を支援するフューチャーショップのECサイト構築サービスに新CMS機能『commerce creator』を追加
SaaS型ECサイト構築プラットフォームfutureshopを提供する株式会社フューチャーショップ(本社:大阪市北区 代表取締役:星野裕子、以下「フューチャーショップ」)は、ECサイト構築機能を刷新し、より自由なデザインを実現できる新CMS機能「commerce creator(コマースクリエイター)」をリリースした。
戦略的なEコマースを実現するために開発
commerce creatorは、ECサイトを構成する要素をそれぞれid,classが付与されたパーツに分割し、自由にレイアウトできる機能を実装しているCMS(コンテンツ・マネジメント・システムの略、Webサイトを効率的に管理・更新できるシステム)で、商品や顧客の状態によって伝えるべき情報を最適化できるとともに、編集・更新作業の効率化やコンテンツの再利用を簡便にする戦略的なEコマースを実現するために開発された。
フューチャーショップ社によれば、新CMS機能commerce creatorは、これまでFutureShop2に実装されてきたECサイト構築機能の課題を解決し、より洗練されたECサイトを構築することが可能になるとともに、より効率的にコンテンツ運用が可能になる機能を備えているという。
多くの新機能と改善点が盛り込まれる
commerce creatorで制作されたECサイトは、よりコンバージョン率を向上させるためのいくつもの改善が加わっているようだ。
【主な新機能および改善ポイント】
◆1.
レスポンシブデザイン、アダプティブデザインのどちらにも対応
◆2.
Eコマースサイトを構成する全ページのレイアウト構造を集約し、各ページ内の要素をパーツ化、出力順をカスタマイズすることで自由なレイアウトを実現
◆3.
パーツ化したページ内の要素に表示条件を設定し、会員向け・非会員向け、または予約商品のみ、Sale対象商品のみ等のさまざまな条件によってコンテンツを出し分け
◆4.
futureshopシステムから出力されるメッセージテキストを自由に編集(※一部のエラーメッセージ等は編集不可)
◆5.
トップページ、フリーページもcommerce creatorで管理・作成
各種ファイル(画像ファイル、HTMLファイル、CSSファイル、JavaScriptファイル等)管理・操作を管理画面で実現
◆6.
カルーセルパネル、箇条書きコンテンツ、画像+テキストのコラム型ページ等、シンプルなコンテンツを簡単に作成できる機能を実装
◆7.
商品画像一括登録仕様を簡単、シンプルに改善
幅広いポイントでECサイトの改善支援
また、新CMSで構築されたECサイトで改善される主なポイントについて次のように挙げられている。
【商品訴求力向上】
・より自由なレイアウト設計が実現可能
・バリエーション単位(カラー・サイズ等)で画像登録
【回遊性向上】
・商品リストページから、バリエーション(カラー等)画像を拡大ポップアップ
・商品リストページから、商品ページに遷移することなく、カートへ投入
・商品ページから、ショッピングカートページに遷移することなくカートへ投入
・上記の実現で、より多くの商品をストレスなく閲覧
【選びやすさ・探しやすさの向上】
・バリエーション(カラー・サイズ等)検索時、検索結果一覧画面に該当バリエーションの画像をサムネイル表示(”赤”で検索時は”赤”に指定されたサムネイルが一覧される)
・バリエーション(カラー・サイズ等)単位でお気に入り登録
【カゴ落ち防止力・挽回力向上】
・決済完了までのステップ数を、最短3ステップ(ショッピングカート画面を含む)に削減
・ショッピングカート内の商品情報は最大90日間保持され、クロスデバイスに対応
・ショッピングカート内の商品を「あとで買う」でお気に入りリストへ投入
【リピーター育成力向上】
・会員登録フローを簡単、シームレスに改善
・会員ログイン状態を最大180日間保持
・マイページからご購入商品履歴に簡単にアクセス・再注文
【分析力向上】
・Google Analytics拡張eコマースに対応
【検索エンジン対策力向上】
・パンくず、商品(価格・在庫)、レビューの構造化データ出力対応
・より検索エンジン対策を考慮したURL構造
・また、本来futureshopが得意とするプロモーション機能のひとつであるクーポン機能も強化され、より一層戦略的なEC事業運営を支援
ECサイトに求められる重要な要素を強化できる
このように新CMS機能「commerce creator」は、その名の通り、ECサイトに求められる広範な要素について効率化と効果拡大に向けた改善が可能な内容となっている。
特に商品訴求力向上や回遊性向上、カゴ落ち防止といった点は、売上や収益向上に直結する重要なポイントとなるだろう。ECビジネスを営む事業者にとって、サイト強化を考える上で、有力な選択肢となることだろう。