利用者の3割はポイント還元率を知らない?!クレジットカード利用実態が明らかに【NEXER・Kyash調べ】
株式会社NEXER(本社:東京都豊島区/代表:宮田裕也)は、ウォレットアプリKyash(キャッシュ)を提供する「株式会社Kyash」(代表:鷹取真一)と共同で「クレジットカードについてのアンケート」を実施。そのアンケート結果を公開した。
【実施概要】
実施期間:2018年5月18日~2018年5月26日
実施対象:クレジットカードを持っている『ボイスノート』会員
集計対象:1507人
約5割が3枚以上のクレジットカードを保有
キャッシュレス決済に関する施策を多数すすめている日本社会において、今回は「ボイスノート」会員を対象に「クレジットカードに関するアンケートを実施。
まず基本的なこととして、クレジットカードの保有枚数を聞いてみた。結果、「3~5枚」「5枚以上」と回答した人が合わせて52.6%と、約半数の人がクレジットカードを3枚以上持っていることがわかった。
使用頻度は「週に1回」が36.5%で最多。
次に、クレジットカードの使用頻度について調査。
結果は、「週に1回」が36.5%と最多、次いで「ほとんど利用しない」が27.8%。クレジットカードを複数持っている人が多いわりには、利用頻度は少ないようである。
約3割がECサイトでクレジットカードを利用
クレジットカードの利用場所に関しては、「インターネットサービス」が51.2%と最多。カードがその場になくても、カード情報があれば利用できるので、使いやすいのだろう。
続いて、日常生活には欠かせない「スーパー」が42.3%と2番目に多く、ECサイトでの利用は3番目という結果になった。他には「飲食店(24.0%)」、「ドラッグストア(23.8%)「コンビニ(23.7%)」など、ちょっとした買い物でもクレジットカードを利用している人が多い様子。
クレジットカードをつかう最大の理由は「ポイントが貯まるから」
最も利用頻度の高いクレジットカードを使っている理由を聞いたところ、「ポイントが貯まるから」が73.4%と圧倒的に多い結果に。
しかし肝心の最も多く利用しているクレジットカードのポイント還元率を聞いてみると、「わからない、把握していない」が32.8%と最多。
約7割の人が「ポイントが貯まるから」という理由でクレジットカードを利用しているのに対し、実はその「ポイント還元率を知らない」という人が多くいることがわかった。
ちなみに、カードを使う理由を「ポイントが貯まるから」と回答した人のみに絞って同様の質問をしたところ、「わからない、把握していない」と回答した人は28.3%もいた。
目まぐるしく変化する決済、クレジットカードはどうなる?
日本のECサイトにおける決済手段としてもクレジットカードの割合は高いが、クレジットカードを持っていない若年層や、クレジットカードを持たない人々がいるのも実情だ。
半数がクレジットカードを3枚以上保有し、その利用理由をポイント還元としているのにもかかわらず実際の還元率を知らない人が多いということからも、「ポイント」に対する注目度が読みとれる。近年、様々な決済サービスが増えていることなども踏まえると、絶対にクレジットカードでなければならない理由もなくなっていく可能性もある。
目まぐるしく変化するEC業界の中でいかなる決済手段を選択するのか。そのためには、情報取集が欠かせないだろう。