ECアプリは長寿命?スマホアプリをアンインストールするまでの期間を調査【adjust調べ】

ECのミカタ編集部

adjust(アジャスト)株式会社(本社:独・ベルリン、代表取締役社長兼共同創業者:クリスチャン・ヘンシェル)は、モバイルアプリにおけるユーザー行動をアプリの入手方法、プラットフォーム、カテゴリー別に分析し、アンインストールと再インストールに関する調査結果を新たに発表した。この新しいレポートでは、モバイルアプリのユーザーには、最後にアプリを開いてからアンインストールに至る平均日数も明らかになっている。

最後のセッションからアンインストールまでの平均は〇日間

adjust社では、ユーザーが最後にアプリを開いてからアンインストールするまでの期間が、プラットフォームや入手経路に関わらず平均して6日間未満であることが分かったとしている。

ユーザーがアプリをアンインストール(削除)するまでの時間(カテゴリー別)

この数値は、当然平均値であるので、アプリのカテゴリーによって異なり、3時間の場合や15日後であることもある。例えばエンターテイメントやライフスタイル系といったアプリは、平均的に半日か1日でアンインストールされる。

ECアプリは長寿命?

ユーザーがアプリをアンインストール(削除)するまでの時間(アプリカテゴリー別)

反対に、Eコマースや旅行系アプリの場合は、10~11日後という比較的長い期間の後に削除される結果となったようだ。Eコマースのアプリは注文後も注文内容や配送状況を確認するため、また、旅行系アプリは旅行期間中に旅程や予約内容を確認するために、ユーザーがアプリを長めに保存していると考えられると分析している。

再インストールされやすいアプリのカテゴリは?

アプリ再インストール率(アプリカテゴリー別)

アンインストールしたユーザーは、二度とインストールしないわけではなく、12ヶ月以内に再度インストールするユーザーが多いこともわかったそうだ。特に、ライフスタイル、ソーシャル、ゲームといったアプリは、40%以上という高い再インストール率の結果が出ているという。

中でも、ライフスタイル、ソーシャルの両カテゴリーに分類されるマッチングアプリは、高い再インストール率に貢献していると分析している。ユーザーがデートを成立させて一度アプリを削除したとしても、数回試みたデートが成功しなかった際に再インストールを行う傾向があるからだ。ゲームアプリに関しては、広告主がレベルアップやコインなどの追加特典を提供するリターゲティング施策に注力していることや、ゲームそのものの依存性が高いことなどが要因となっているとしている。

再インストールがユーザーの行動把握にとって重要

今回の調査に際し、Adjust CTO兼共同創業者 ポール・ミュラー氏は、次のように述べている。

「アンインストールと再インストールに関するデータがなければ、モバイルアプリのマーケターは、ユーザーを失ったタイミングや、リターゲティングキャンペーンの改善ポイント、パートナーの評価基準などを正確に理解することができません。

これまでは、ユーザーがアプリを再インストールすると、セッション、リアトリビューション、あるいは新しいインストールとしてみなされていました。しかしこれでは、ユーザー行動を正しく把握することができず、計測データを歪め、さらにマーケティング予算を無駄使いしてしまいます。より効率の良いモバイルマーケティング戦略を構築する上で、これらのデータをご活用ください」

手の平の上のマーケティングツールと言われ、個人個人が持つパーソナルなデバイスであるスマートフォン。そこではアプリの利用が大きな位置を占める。一方で、マーケティングの分野では、アプリに関する正確なデータ収受やCV,CVRの計測はWebに比べると遅れていると指摘されることも多い。

今回の調査では、EC関連のアプリの寿命が比較的長いことも浮き彫りとなっており、アプリの開発会社やあるいはマーケティングサービスを提供する側として、より精度の高いデータをもとにEC関連事業を支援できる余地は大きいとも言えそうだ。


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