PayPay株式会社（本社：東京都千代田区/代表：中山 一郎）は、本日バーコード（1次元バーコード、QRコード）を使った実店舗でのスマホ決済サービス「PayPay」の提供を開始した。

PayPay株式会社はソフトバンク株式会社（本社：東京都港区/代表：孫正義）とヤフー株式会社（本社：東京都千代田区/代表：川邉健太郎）の合弁会社である。

スマホ決済サービス「PayPay」

「PayPay」は、PayPay株式会社の提供するスマホ決済サービス。あらかじめ銀行口座からチャージした「PayPay」電子マネーまたは「Yahoo!マネー」のような電子マネーによる支払いと、クレジットカードによる支払いの2種類を選択できることが特長だ。

バーコードの読み取り方式は、「ユーザースキャン」方式と「ストアスキャン」方式の2通りを提供。
　
ユーザースキャン方式は事業者側が掲示したQRコードを、ユーザーがアプリで読み取る方法、ストアスキャン方式はユーザーがアプリに表示した1次元バーコード、QRコードなどのバーコードを、事業者側がレジなどで読み取る方法だ。

ユーザーにも加盟店にもうれしい特典を用意

「PayPay」の提供開始にあたり、ユーザー向けの特典として、新規利用登録をした全てのユーザーに500円相当の「PayPay」電子マネーを進呈する予定。「PayPay」アプリをダウンロードし、電話番号による認証を行うだけで簡単に利用登録ができ、即時に500円相当の「PayPay」電子マネーを取得。「PayPay」残高の最終増減日から2年の間に使うことができる。

加盟店向けには、本日10月5日より2021年9月末までの3年間、「ユーザースキャン」方式の決済手数料を無料とする。

訪日中国人も対象に！「Alipay」も見逃せない

「PayPay」は世界最大のモバイル及びオンライン決済プラットフォーム「Alipay」とサービス連携している。「Alipay」アクセプタンスマーク付きQRコード設置店での「Alipay」による決済も今秋に提供開始を予定しており、その手数料も、2019年9月末までの期間、無料にする特典もある。

「Alipay」は中国国内で約6億人のユーザーが利用しており、「Alipay」決済に対応できるようにしておけば、今後訪日中国人のユーザーの利用も見込める。

今後キャッシュレスは「PayPay」が主流に？

「PayPay」のサービス開始に伴い、現在ヤフー株式会社が提供している「Yahoo!ウォレット」のスマホ決済サービスは、近く提供を終了。「Yahoo! JAPAN」アプリからも「PayPay」のサービスを利用できるようになる予定だ。

ユーザーにとって扱いやすいサービスが生き残る現代、すでに約6億人の中国人ユーザーに支持される「Alipay」とサービス連携している「PayPay」がキャッシュレス化を牽引していくことは間違いない。