ヤマトとヤフーが配達をスムーズに。配達指定をアプリで連携
ヤマト運輸株式会社(本社:東京都中央区/代表:長尾裕 )とヤフー株式会社(本社:東京都千代田区/代表:川邉健太郎)は、本日10月9日より、クロネコメンバーズの「クロネコID」と「Yahoo! JAPAN ID」を連携。
「Yahoo! JAPAN」アプリ等から宅急便の配達予定を知らせる機能の提供を開始した。
IDを連携すると、翌日以降「Yahoo!JAPAN」アプリで配達日の確認が可能となる。
受け渡しをスムーズに
近年、ライフスタイルの多様化やeコマースの急速な拡大に伴い、宅配便のニーズはますます高まっている。
いつでもどこでも買い物が楽しめるようになった今、eコマースサービスのユーザーの満足度を低下させる要因となりうるのは「荷物をスムーズに受け取れない」こと。「Yahoo!ショッピング」や「ヤフオク!」をはじめとするeコマースサービスを展開するYahoo! JAPANならではの考えだ。
連携するからできること
以前から配達業界の環境、不在時の対応や再配達などは課題に挙げられているが、宅配会社だけでは対応しきれていないのが現状。
そこで今回、ヤマト運輸とヤフー株式会社はサービスを連携。
この取り組みによって、多くのユーザーを抱える「Yahoo! JAPAN」アプリや「Yahoo!カレンダー」アプリ、「Yahoo! JAPAN」スマートフォン向けウェブページを通じて宅急便の宅配予定の知らせを受け取れるようになり、eコマースサービスの利用満足度向上が見込める。
ヤマト運輸でも満足度向上へ
便利になるのはヤフーユーザーのみではない。
「Yahoo! JAPAN」アプリ等での事前の通知から「クロネコメンバーズ」サイトで配達日時や受け取り場所を変更することで、ユーザーが「好きな時に・好きな場所で」荷物を受け取れるようになるとともに、ヤマト運輸においては、配達効率が向上することで、ユーザーへのより高品質なサービスの提供につながる。
配達日時や受け取り場所の変更は、今後「Yahoo! JAPAN」アプリ上で手続きが可能になる予定。
主なサービス内容
本機能では、宅急便の「配送予定日時」、「配送完了」、「不在連絡」などの情報が、「Yahoo! JAPAN」アプリのプッシュ通知機能を利用して受け取ることが可能となる。
「Yahoo! JAPAN」アプリ内の「配送」メニューや「Yahoo! JAPAN」スマートフォン向けウェブページから、「送り状番号」や「品名」といった荷物の詳細も確認できるほか、「Yahoo!カレンダー」アプリに配送予定日時を自動で登録し、予定の通知も受け取れる。配達指定をしたのにもかかわらず、指定日を忘れてしまった、というユーザーにもぴったりだ。
連携することで配達業界の課題を解消
従来より、eコマースの需要拡大にともなう配達環境の課題については取り上げられることは多かった。
事前に配達指定がしやすくなれば、配達環境もかなり改善され、人件費なども改善されれば、配送料にも影響を与える可能性もある。
今後ECサイトをますます利用しやすくするサービスを生み出していくには、今回のような連携は必要不可欠と言えるだろう。