報酬支払のコスト削減にも寄与!無料送金アプリ『プリン(pring)』が法人にも対応開始

ECのミカタ編集部

お金を「おくる、もらう、払う、チャージ、口座に戻す」が無料でおこなえるスマホアプリ「プリン(pring)」を提供する株式会社pring(東京都港区、代表取締役 荻原充彦)は、法人向けに送金サービスを開始したことを公表した。

お金のやりとりを手軽にできる

「プリン(pring)」は、みずほ銀行との資本提携によって生まれた、手軽な操作で送金や、送金受けができるアプリだ。相手にスマホでメッセージを送るような感覚で、簡単にお金のやりとりができるのが大きな特徴となっている。

店舗などでもスマホをかざすだけで会計が可能となっている。使い方は、送金したい相手や送金してもらいたい相手を選び、金額とメッセージを入力するだけで良く、受け取ったお金は銀行口座に戻して、現金化できる。また全ての機能を無料で利用可能だ。

法人からの送金が可能に

法人からの送金が可能に

その「プリン(pring)」が法人登録することにより、無料送金アプリ「プリン(pring)」を通して、法人からユーザーへの送金が簡単に行えるようになる。同社では、送金サービスの導入により、従業員の経費精算や報酬支払いの他、顧客に対する返金対応やキャッシュバックキャンペーンなど、様々なシーンでのB to C送金を簡略化することが可能となるとしている。

【新サービスの詳細手順】

①従業員、または対象顧客の方が、pringアプリをダウンロード

②経理担当者が管理画面上でcsvファイルをアップロード
(※APIを通したシステム連動もできるので、システム化も可能)

③アプリ内に着金

④受け取った報酬はユーザー同士の送金、店舗での支払い、並びに銀行口座への出金ができる

ニチガスの報酬支払にも導入予定

ニチガスの報酬支払にも導入予定

新機能はニチガスにも導入される予定だ。日本瓦斯株式会社(東京都渋谷区、代表取締役社長 和田眞治、以下「ニチガス」)では、グループ会社の日本瓦斯運輸整備株式会社、並びに日本瓦斯工事株式会社の委託業者約350名を対象に、日本瓦斯工事株式会社では10月25日より、日本瓦斯運輸株式会社では10月31日より「プリン(pring)」の送金サービスを利用した報酬支払いの運用を開始するという。また、年明けを目処にニチガスの検針員への報酬支払いにも導入予定とのことだ。

pring社では、今回の導入により、夜間・休日の受取りや、指定回数での分割受取りなど、従来の枠にとらわれない柔軟、かつスピーディーな業務報酬の受取りが可能となり、また、業務報酬支払い時の振込コストの削減にもつなげられるとしている。

さらに広がる可能性

こうした送金システムは、個人や法人間、また法人から個人といった関係性の中でのお金のやりとりをより簡便にすることになる。特に従来の金融機関の銀行口座等を通さなくてよく、煩わしい口座開設や口座管理の手間も大幅に軽減できるだろう。

また、既存の店舗や、ECプラットフォームなどと連携すれば、エコシステム強化にも活用することは充分に可能だと思われる。まさにテクノロジーがもたらすお金のやりとりの新しい未来とも言え、展開次第ではその可能性はさらに大きいと言えるだろう。

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