価値あるものをECでお届け。エールマーケットで広がるエシカル消費

ECのミカタ編集部

ヤフー株式会社(本社:東京千代田区/代表:川邉健太郎)は、インターネット通販モール「東北エールマーケット」を「エールマーケット」に改称し、人・環境・社会に配慮した商品のみを取り扱うサイトとして全面リニューアル。

東北から全国にエールを

ヤフーは、東日本大震災によって販路が失われてしまった様々な商品を、インターネット通販を活用し全国に発信・販売していくことを目的に、2011年12月に「復興デパートメント」をオープン。

その後、「復興支援のために買う」のではなく、「東北の本当に欲しいものを買う」モールに変わるため、「東北エールマーケット」として、2016年7月にリニューアルした。

そして今回「東北エールマーケット」が掲げている「商品を通じたエールを全国に発信する」というコンセプトを、東北から全国の商品に拡大すべく「エールマーケット」に改称。「エールマーケット」では「エシカル消費」をテーマに、エコマーク認定商品、オーガニック、就労困難者支援、フェアトレード、環境配慮、災害支援などを基準に、ヤフーの担当者が選定した商品のみを販売する。

環境モデル都市北九州市と連携

全国の商品を発信していくにあたり、その第1弾としてヤフーの拠点がある北九州市などと連携する。

特に北九州市は、その培われた環境技術などを海外へ供与し、日本政府より「環境モデル都市」として選定されるなど、環境問題への取り組みについて国際的に高い評価を受けていることも大きな強みだ。

連携するにあたり、九州の魅力や商品を紹介するコンテンツを「エールマーケット」上で数多く掲載するとともに、JR新宿駅前において「エールマーケット」で取り扱う商品を実際に手にとることができるリアルイベントを開催。

これらのコンテンツやイベントを通じて、多くの方々に商品やエシカル消費の魅力を感じてもらうことを目的としている。

エシカル消費とは

2015年9月に国連で採択されたSDGs(持続可能な開発目標)では、目標の一つとして「持続可能な消費と生産のパターンを確保する」と掲げるなど、「エシカル消費」の重要性が高まっている。

エシカル(ethical)は「倫理的な、道徳上の」という意味をもっており、人・環境への負荷、社会貢献などを重視して生産された商品やサービスを選んで消費する行動及び理念のことをエシカル消費と呼んでいる。
オーガニックの概念にも少し近い。

「エールマーケット」は、各自治体や関連団体などと連携し、人・環境・社会に配慮したこだわりの商品を届けていくのが目的だ。

ECで広がるエシカル消費の需要

ECで広がるエシカル消費の需要

近年、オーガニック製品の売上が伸びていることをご存知だろうか。

従来より人や環境になじみやすい天然成分をつかった製品は、需要はあれど高価で手が届かない、身近に販売しているところがなく入手できない、といった声が相次いでいた。

それが、価値あるものには相応の値段を払うという価値観をもったミレ二アル世代の台頭や、ECの発達でどこからでも製品を買えるようになったことで、オーガニック製品の売上が伸び始めているという。
エシカル消費を掲げるエールマーケットも、今の時代、すぐに広く認知されていくに違いない。

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