楽天市場 ヒット番付 2018大発表!
楽天株式会社は、運営するインターネット・ショッピングモール「楽天市場」において、「楽天市場 ヒット番付 2018」のプレページを開設した。
今年を象徴する 4つのキーワードを先行発表した。
2018年はスポーツが熱い!スポーツ特需
【「楽天市場」における売上の前年同月比】
・有機ELテレビ:+579 %
・秋田犬グッズ:+212 %
・ポップコーン:+21 %
・一本歯下駄:+ 481 %
2018年はロシアW杯が行われ、当初の期待を大きく上回る日本の活躍に自宅で試合を観戦する人が続出した。「大迫やばいってよ」と言うパワーワードをもとにしたグッズも多くされているのは記憶にあるのではないだろうか。
それに伴い、楽天では自宅でサッカー観戦を楽しめるグッズの需要が伸びたようだ。大型テレビの売り上げはもちろん、試合観戦しながら食べるためのポップコーンもランクイン。
また、ロシアの女子フィギュア選手、ザキトワ選手にプレゼントされたことから火が付いた秋田犬のぬいぐるみも話題に。付随して秋田犬グッズの売り上げが伸びた。日本の女子フィギュア選手の体感トレーニングが話題になったこともあり、一本歯下駄の需要もあったようだ。
広がるキャッシュレス化の波に乗る
【「楽天市場」における売上の前年同月比】
・クレジットカードケース: + 313 %
・小さい財布/ミニ財布 : + 59 %
世界的に進むキャッシュレス化。日本でも政府がキャッシュレス化を促進する施策を打ち出している。
ECのミカタでも「キャッシュレス」に関するニュースは非常に多く取り上げており、着実にキャッシュレス化は進んでいる。まだ2018年時点では、その歩みは速いとは言えないが、消費税増税に際して、キャッシュレス決済の場合、ポイント還元を行うことを国が検討している以上、消費者の多くがキャッシュレスに今後対応し始めるだろう。
EC事業者もカゴ落ち防止のためにも、決済の多様化に対応し、使えるサービスは整備しておいた方がいいのではないだろうか。
麻活効果?!刺激のある食べ物がトレンド
【「楽天市場」における売上の前年同月比】
・チョコミント:+ 500 %
・激辛商品:+ 30 %
・高アルコール飲料:+177 %
舌が痺れる強烈な辛さが病みつきになる「花椒(ホワジャオ)」等を積極的に取り入れる「麻(マー)活」が話題となり、辛いものなどの刺激の強い食べ物の需要が伸びている。
チョコミント風味のスイーツや、珍しいものだとパクチー風味のチョコ、アルコール度数の高いチューハイやハイボールも付随して伸びているようだ。
「平成最後の年」需要
【「楽天市場」における検索数の前年同月比】
・おむつケーキ:+38 %
・結婚式ドレス:+34 %
2019年から元号が改まることに伴い、2018年は「平成最後の夏」がSNSでトレンド入り。2019年を日本全体でお迎えしよう、というお祝いムードが伝わってくる。
新年の祝い事を見越してお祝い品の需要がアップ。赤ちゃんの誕生を祝う「おむつケーキ」をはじめとする、結婚を意識したワードが検索されている。
EC需要で見える今年のトレンド
2018年を象徴するW杯、ザキトワ、キャッシュレス、平成最後の夏などといったコンテンツからこれほどまで売上が向上しているのだ。2018年を振り返ってみて、自社運営を行う際に社会トレンドを調査したり、イベント毎に合致した施策は行えただろうか。
またSNSなどを活用し、刺激系グルメの流行をしっかりと活用できただろうか。
数値を見ればトレンドに対応することが非常に重要なことはよくわかるだろう。2018年残りの2ヶ月、またすぐに始まる2019年に向けて、トレンド対策をより強化してみてはいかがだろうか。