VirtusizeがECサイト上で財布のサイズを細かく比較できる新サービスを開発

ECのミカタ編集部

Virtusize株式会社(代表取締役社長:上野 アンドレアス、東京都渋谷区、以下「バーチャサイズ」)は、現在ウェアを中心にオンライン試着ソリューションを提供してきたが、今回、2018年8月からサービス導入している株式会社ケイト・スペード ジャパンと共同で「財布」カテゴリでの比較サービスを開発しカテゴリ対応を開始したことを公表した。

オンライン試着サービス市場をリード

バーチャサイズ社は、日本においてバーチャサイズは、ユナイテッドアローズ、ルミネ、マルイ、SHOPLIST、BUYMA、マガシーク、等のECサイト上でサイズ比較サービスを提供し、オンライン試着サービスの市場で80%のシェアを占めるマーケットリーダーだ。

毎年、ECモールや中古品の通販サイト、そして有名ブランドのECサイトと様々なターゲット層のECサイトに導入されている。また、韓国にも子会社を設立し、ユニクロやロッテなど大手クライアントがバーチャサイズを導入していることにより、韓国市場におけるサイズソリューションでトップに立っている。

実際に商品を手にとっているかのような体験を提供

今回そのバーチャサイズ社がケイト・スペード ジャパンと共同で「財布」カテゴリでの比較サービスを開発しカテゴリ対応を開始した。財布を購入したいユーザーは、従来のVirtusizeの使い方と同じ方法でアイテムの比較などができる。

クリスマスシーズンに向け、これからさらに需要が高まると見込まれる「財布」カテゴリでの比較サービスは、今回の事例が世界初となる(同社調べ)。今後、Virtusizeを導入している全ての企業様のオンラインショップで財布の比較サービスが可能となる。

1. 購入履歴と比較する方法
2. サイズ感を把握している店舗の商品をマイクローゼットに追加して比較する方法
3. 手持ちの財布やカバンの寸法をマイクローゼットに追加して比較する方法

上記3つの方法の他、近日中に1万円札やクレジットカードとの比較を可能とすることにより、購入履歴を持っていない利用者にも、オンラインショッピングを通じて実際に商品を手にとっているかのようなユーザー体験を提供するとしている。

【利用方法例】

◆ケイト・スペード ジャパンの場合

1. 商品詳細ページの 「サイズをチェック」ボタンをクリックして バーチャサイズを起動

2. 過去の購入商品やマイクローゼットに追加、採寸したアイテムとイラストで重ねて合わせてサイズを比較

※財布と一万円札、財布とクレジットカードを比較する機能は今後対応予定

幅広い商品の比較ができる

今回の発表に際し、バーチャサイズ株式会社の代表取締役社長である上野アンドレアス氏から次のようなコメントが出されている。

「この度、ケイト・スペード ジャパン様のご協力の下、財布カテゴリでのオンライン比較サービスの開発をすることができました。これからクリスマス商戦に向けて非常に需要が伸びていくタイミングでのリリースができて非常に嬉しく思います。今回のリリースにより、お客様がより広範囲に渡り、弊社サービスを利用して便利にオンラインショッピングを楽しんでいただける事を望んでおります。また、過去に買った商品と比較するだけでなく、皆様の参考にしたいものと比較ができることにより多くのお客様に手軽にご利用いただけるサービスになっているのではないかと思います」

ファション分野はEC市場を牽引しているが、一方でオンラインでの購入では、アイテムの実際のサイズ感がわかりにくく、購入時にハードルになるケースが散見される。

いわゆるファッションECにおけるサイズ問題だが、このサイズソシューションで市場をリードするバーチャサイズ社が、今度は財布でもその実績とノウハウを発揮することになった。こうした試みが積み重なることにより、ECにおけるユーザーの買い物体験は確実に豊かになっていくことだろう。

 


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