プロモーションに活かせる!台湾・タイのWeb広告事情を明らかにする調査が実施される【アウンコンサルティング調べ】

ECのミカタ編集部

アウンコンサルティング株式会社(東証二部:2459、本社:東京都文京区、代表取締役:信太明、以下「アウンコンサルティング」)は、アジア9拠点で、マーケティング(SEM(検索エンジンマーケティングサービス、インターネット広告など)、アセットなどのグローバルコンサルティングを展開している。同社は今回、台湾・タイのWeb広告に関するアンケートの調査を実施し、その結果を公表した。

調査概要

アウンコンサルティングによれば、日本政府観光局(JNTO)のデータを引用した上で、2017年の台湾からの訪日客数は中国・韓国に次ぎ456.4万人と3番目に多く、観光庁の発表ではリピーター(観光・レジャー目的)は80.1%で、中国の39.8%と比較しても高い数値となっているとしている。また、タイは訪日客数98.7万人・リピーター率67.1%と、共に東南アジアで1番高い数値となっている。

今回の調査では、インバウンド市場として成熟している台湾と、第二のインバウンド市場として成長している東南アジアからタイをピックアップし、台湾とタイにおけるWeb広告に関する意識調査を行い、インバウンドWebプロモーションの観点から、トレンドの違いが紐解かれている。

【調査主旨】
訪日プロモーション実施に関し、訪日リピーター率の高い国・地域を対象にWeb広告に対する意識調査をアンケート調査(対象国・地域:台湾、タイ)

【調査要綱】
対象の国と地域:台湾、タイ
調査日:2018年10月11日~2018年12月14日
アンケート対象時期:2018年10月10日~2018年12月10日
調査対象:対象の国と地域の20~50歳の男女100名以上

一番使用するメッセンジャーアプリは?

台湾・タイ共に連絡手段として活用されているアプリは「Messenger」と「LINE」が90%以上を締めていることが分かった。LINEは台湾やタイ、インドネシアで多く利用されており、他のSNSと比較してアクティブ率が高いのが特徴だ。また、タイではFacebookの利用率が非常に高く、メールの代わりにMessengerで知人と連絡を取り合うことが多い傾向にある。そのため、LINEが参入してからも根強くMessengerの需要が残っており、以下の結果になったことが推測できるとしている。

利用頻度が一番多いSNSは?

情報収集やシェアの目的で利用されているSNSは次のような結果となった。タイでの主要SNSはFacebookで、Instagramのシェアは全体でみると9%と低い数値になっている。タイではInstagramが流行しているが、未だに主要SNSはFacebookのようだ。

前述のように、タイでのFacebookの利用率は高く、ニュースフィードで友人とコニュニケーションを取り、情報収集の際もFacebook上で呼びかけて情報をもらうなど、「Facebook=インターネット」という認識に近く、シェア率も高い結果となっている。日本ではインフルエンサーというとInstagramが連想されることも多いが、タイのインフルエンサーは利用率の面からもFacebookが主要媒体となっている。

SNSでクリックしたことのある広告はある?ない?

「SNSでクリックしたことのある広告」に関しては、台湾で「Facebook」「LINE」「Instagram」、タイで「Facebook」「Messenger」「LINE」が上位を締めており、主要メッセンジャーアプリや主要SNSの利用率と比例していることが分かったとしている。

SNS以外でクリックしたことのある広告はある?ない?

こちらの設問では、(SNS利用時以外の)検索エンジン等を利用している際に出てくるWeb広告について、動画や記事広告、リスティング広告など、どのような形態のWeb広告に興味があるのか調査された

大きな違いがあったのは「バナー広告」と「動画広告」だった。台湾では29%を締めているバナー広告だが、タイではわずか6%と大きな差があった。また、動画広告ではタイのシェア率が高く36%を占める結果となった。

SNSで迷惑だと感じる広告は?

「クリックしたことのある広告」でも同じ傾向がみられましたが、「迷惑に感じる広告」でも台湾・タイ共に日常的な利用率の高さと比例して「LINE」「Facebook」「Messenger」がランクインしている。

しかし、Instagramに関しては、どちらも数値が低い結果となった。特に台湾では、Instagramを主要SNSとして利用しているユーザーが27%を締めているのにも関わらず、Instagramの広告を迷惑だと回答しているユーザーは5%以下と低い結果となっている。

Instagramの広告はアパレル・美容系など文章よりも視覚的に訴える広告が多いことから、ユーザーの投稿に溶け込み、不快に感じにくいのではないかと推測している。

SNS広告以外で迷惑だと感じる広告は?

SNS以外の広告に関しては、「ポップアップ広告」「リスティング広告」に不快感を抱いているユーザーが多いことが分かった。ポップアップ広告は、視界が遮られ、ユーザーの動作を止めてしまうことや、フィッシング詐欺などの犯罪行為に使われるケースも多いため、ネガティブなイメージも関係しているのではないかと推測している。

クリックしたことのある広告はどんな業界のもの?

業界別に調査をすると、「美容」「ゲーム」「旅行」のWeb広告への関心が高いことが分かった。ランキングを比較してみても大きな差はなく、Web広告の効果が期待できる業界は国や地域によって変動はあると思われるが、台湾とタイでは似たような結果となった。

高まるインバウンド熱とアジアのニーズをとらえる

アウンコンサルティングでは、調査結果を受けて次のようなコメントを出している。

「台湾・タイは日本へのリピーターが多く、インバウンドプロモーションを行う上では外せないターゲットとなってきています。ターゲットとなる国や地域に受け入れられるプロモーション方法を深く理解し、媒体や広告形態を選定していきましょう。

昨今、2020年の東京オリンピックに向けてインバウンド市場が盛り上がりを見せていますが、多くの企業様がインバウンドプロモーションを中華圏(中国・台湾・香港)から行います。中でもリピーターの多い台湾は、トレンドも多様化しています。また、早くにインバウンドプロモーションに取り組んだ企業様は第二のインバウンド市場として成長している東南アジアに注目されています」

同社も指摘するように、2020年の東京オリンピックに向けてさらにインバウンド熱は高まることが予想されているが、アジア各国に向けたプロモーションもその国の国情や消費者動向をしっかりととらえる事が肝要となりそうだ。

特に訪日外国人は、日本での買い物を通して日本製品のファンとなることも多く、帰国後に越境ECで継続して購入するロイヤル顧客として醸成できる。その意味でもこうした調査を参考にしつつ、的確なプロモーション施策を打つことで、より効果的に成果へとつなげることもできるだろう。

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