2018年に最も利用率が増加したアプリはZOZOTOWN!【ジャストシステム調べ】

ECのミカタ編集部

株式会社ジャストシステムが運営する、マーケティングリサーチに関する情報サイト「Marketing Research Camp(マーケティング・リサーチ・キャンプ)」では、全国の17歳から69歳の男女1,100名を対象に『Eコマース&アプリコマース月次定点調査』を、2017年4月から毎月1回実施している。今回、2018年1月から12月までの調査データをまとめて分析し直し、その内容を『Eコマース&アプリコマース月次定点調査 2018年総集編』 として公表した。

未だ多い荷物の自宅受け取り

ECで購入した商品の受取方法を聞いたところ、2018年を通して「宅配便で自宅での受け取り」を挙げる人が最も多く、やはり現在でも圧倒的に多い受取方法であることがわかった(2018年1月度調査:73.8%、2018年12月度調査:74.2%)。

それ以外の受取方法を見てみると、次に「コンビニエンスストア」(30.8%)、「自宅の宅配ロッカー」(18.0%)、「宅配会社の営業所」(13.4%)、「郵便局 (局留め)」(9.3%)、「自宅外の宅配ロッカー」(6.2%)、「そのほかの店頭受け取り」(5.5%)、「郵便局(宅配ロッカー)」(5.3%)となった(複数回答あり)。

またCtoCサービスを利用したことがある人のうち、「メルカリ」を利用した経験がある人の割合は、31.0%(2017年4月度調査)から45.3%(2018年12月度調査)へと増加し、この期間中に最も利用率を伸ばしたサービスとなった。さらに「ラクマ」の利用率も12.7%(2017年4月度調査)から19.2%(2018年12月度)に伸長した。

インターネットからアプリへEC利用が移行

スマートフォンからECを利用する際、「インターネット」と「アプリ」のどちらから頻繁に購入するかを選んでもらったところ、2017年4月度調査では「インターネット」を挙げた人は43.3%、「アプリ」は56.7%だった。

一方で、2018年12月度調査では「インターネット」は36.6%、「アプリ」は63.4%だった。2017年4月度調査では「インターネット」と「アプリ」を利用する人の割合の差は13.4ポイントだったが、2018年12月度調査では26.8ポイントまで開いた。スマートフォンにおいて「アプリ」からのEC利用が一層浸透していることがうかがえる。

その中でも主要なECアプリで、特に利用している人の割合が増えたのは「ZOZOTOWN」で、14.4%(2017年4月度調査)から22.6%(2018年12月度調査)と、約1.6倍に増加した。10代に限って見ても、「ZOZOTOWN」の利用率は増加傾向にあり、18.5%(2017年4月度調査)から37.5%(2018年12月度調査)と増加となった。

10代から支持されるAmazon

2017年4月度から2018年12月度の調査期間を通して、主要ECサイトの利用状況を年代別に見てみると、10代では「Amazon」と答える人が圧倒的に多く(2018年12月度調査:70.4%)、次いで「楽天市場」(2018年12月度調査:29.6%)、「ZOZOTOWN」(2018年12月度調査:27.8%)だった。

20代、30代、40代、50代では利用しているECサイトとして「Amazon」、「楽天市場」、「Yahoo!ショッピング」の順番に利用率が多かったのに対し、60代は「Amazon」と「楽天市場」の利用率が拮抗し、2018年12月度調査では「楽天市場」(83.2%)、「Amazon」(79.6%)の順番になった。

また主要ECサイトを利用したことのある人のうち、主要ECサイトが提供しているプレミアム会員の「いずれかに加入している」人の割合は、54.4%(2017年4月度調査)から63.2%(2018年12月度調査)と増加傾向にあることがわった。2018年12月度調査での会員加入状況を見てみると、「Amazonプライム会員」が最も高く(41.2%)、次いで「Yahoo!プレミアム会員」(26.6%)、「楽天プレミアム会員」(17.2%)だった(複数回答あり)。

情報を得るのはメルマガからSNSへ

ECサイトの利用経験がある人に、ECサイトからの新商品情報やキャンペーン情報を受け取る方法の中で最も商品購入につながっていると思う方法を選んでもらったところ、2017年4月度から2018年12月度までの調査期間を通して一番多くの人から挙がったのは「メールマガジン」だった。しかし、2017年4月度から2018年12月度の調査期間を通して「メールマガジン」を挙げる人の割合は減少傾向にあった(2017年4月度調査:53.6%。2018年12月度調査:45.9%)。

一方で、「SNS」を挙げる人(2017年4月度調査:8.8%。2018年12月度調査:10.9%)と、「アプリのプッシュ通知」を挙げる人は増加傾向にあった(2017年4月度調査:9.8%。2018年12月度調査:11.3%)。

またECサイトからの通知を受け取っているSNSの中で、最も商品購入につながっているSNSを挙げてもらったところ、2017年4月度から2018年12月度の期間を通して、「LINE」と答える人が最も多いという結果になった(2018年12月度調査:46.7%)。さらに、この期間中に着実な増加傾向を見せたのは「Instagram」で5.7%(2017年4月度調査)から11.5%(2018年12月度調査)に増加した。

市場の将来を担う若年層の動向に注目

調査結果にあるように、主要ECアプリの中で最も利用率が増加したのは「ZOZOTOWN」で、10代に限って見てみると、利用率は18.5%(2017年4月度調査)から37.5%(2018年12月度調査)にまで増加した。

また自身の購買行動に一番影響を与える告知方法として最も多くの人が挙げたのは「メールマガジン」だったが(2018年12月度調査:45.9%)、2017年4月度調査(53.6%)以降のデータを見てみると、「メールマガジン」を挙げる人の割合は減少傾向にあり、その影響力は弱まってきているようだ。

一方で「SNS」を挙げた人は増加傾向にあり、8.8%(2017年4月度調査)から10.9%(2018年12月度調査)に増加した。特に若年層では「アプリのプッシュ通知」「SNS」を挙げる人の割合が「メールマガジン」とほぼ同水準となっており、同社では、今後について「メールマガジン」だけでなく、複数チャネルを活用したコミュニケーションが重要となっていきそうだとしている。

EC事業、そしてマーケティングやプロモーションを考える上でも若年層の動向はこれからの市場のあり方を暗示しているとも言え、その意味でも非常に興味深い調査結果となったようだ。

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