ラクスルがドライバー不足を解消する新サービスを開始

ECのミカタ編集部

ラクスル株式会社(本:東京都品川区、代表取締役長 CEO :松本恭攝)が運営する物流のシェアリングプラットフォーム「ハコベル」は、2019 年2月12 日(火)より、一般貨物( 2t トラックや トラックや 4t トラックなど)を取り扱う運送会社向けに物流業界全体を効率化するための新サービス「ハコベルコネクト」の提供を開始することを公表した。

2つの新サービスとして再編

「ハコベルコネクト」の提供開始に伴い、2019年2月12日(火)よりハコベルのサービス体系とサービス名称が新しくなる。新サービス「ハコベルコネクト」は、物流業界最大の課題であるドライバー不足を解消するための一般貨物事業者及び大手物流荷主向け求配車サービスとして提供が開始される。

これまで運送会社と荷主のマッチングサービスとして提供してきた「ハコベル」は、軽トラックやカーゴなどを扱う軽貨物事業者と荷主のマッチングに特化し、名称を「ハコベルマッチング」に変更される。

物流業界に横たわる“情報の断絶”

同社では「ハコベルコネクト」誕生の経緯について次のように述べている。物流業界における最大の課題はドライバー不足だ。その背景には、従来からの紙・電話・FAXによるアナログなコミュニケーションにより、伝達ミスや業務状況の確認のために電話リレーをするなどの“低生産性”の問題があると指摘する。

同社が2015年12月から運営する「ハコベル」事業を通して、この問題の根本的な原因は運送会社間の“情報の断絶”にあり、その問題は2tトラックや4tトラックなどを扱う一般貨物事業者間の求配車において特に顕著であることがわかったとしている。

多くの一般貨物事業者は案件を受注しても自社のトラックだけでは配車しきれず、中には案件の7割以上を他の運送会社に求車している会社もあるのだ。そのため、運送会社が互いに配車協力をしなければ運送業務が成立しないのが実情だ。

しかし、各運送会社が持つシステムは自社の配車情報のみを管理するためのクローズドなものが多く、協力運送会社との配車のやり取りは紙・電話・FAXなどで行われている。そのため一つの配送案件の情報が複数の運送会社でバラバラに管理されることとなり、その結果“情報の断絶”が発生してしまい、物流業界の生産性の低さにつながってしまっているのだ。

情報をスムーズに連携できる「ハコベルコネクト」

そこで同社が考え出したのが、各運送会社が保有する案件情報や、運送業務に関する情報をオンライン上で可視化し、運送業務に関係する複数の企業が情報をスムーズに連携できる仕組み「ハコベルコネクト」だ。

業界課題の根本にある“情報の断絶”を取り払うために、紙・電話・FAXなどのアナログな業務をデジタル化し、一つの案件に関する情報を複数の運送会社やドライバーと共有することで、情報伝達にかかる手間が大幅に削減されるだけでなく、伝達ミスも劇的に軽減することができる。

同社はまた「ハコベルコネクト」の提供により、従来の「ハコベル」の案件マッチングの仕組みだけでは解決できなかった一般貨物事業者間の配車キャパシティ可視化とリアルタイムでの配車管理を可能にし、物流業界のより一層の効率化と生産性の向上を実現していく方針だ。

ECを支える物流業界。その現場は人手不足が常態化するなど構造的な課題が指摘されて久しい。すでに官民あげてこうした課題に対応している所だが、ラクスル社は「情報の断絶」にフォーカスし、それに真正面から対応するソリューションを提供する点で、他とは一線を画していると言える。こうした取り組みにより、物流業界が抱える課題の軽減に寄与するとともに、物流そのものにも新たな風を送り込むことになりそうだ。

 


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