米Amazonで偽レビュー購入企業を初提訴。サイトの信頼性を問う

ECのミカタ編集部

米連邦取引委員会(Federal Trade Commision、以下、FTC)は、米国時間2月26日にWebサイトにおいて虚偽のレビューを有料で使用したことに関して、Cure Encapsulations,Inc.を提訴したことを発表した。
偽造有料レビューの使用に関する提訴は、本件が初の事例となる。

偽レビューの投稿と高評価で、自社の売上を上げようと画策

FTCの発表によると、Cure Encapsulations,Inc.は自社のサプリメントの売上を上げるために、amazonverifiedreviews.comに対し代金を支払ったうえで偽レビューの投稿を依頼したという。

対象となった偽レビューは「食欲抑制、脂肪抑制、減量の錠剤」「1週間に最大2ポンド以上減量」とうたっており、製品に5つ星の評価を与えているが、FTCはこれを「虚偽の根拠のない主張」として提訴した。

気になる判決は

裁判所は、今回の件に関して4点の措置を義務付けた。

1)Cure Encapsulations,Inc.が信頼性の高い科学的証拠を持たない限り、栄養補助食品や食品に関しての臨床試験において何らかの疾患が発生した場合、その治療費を請求することを禁止する。

2)同社が製品に関するコメントを裏付ける科学的根拠を持つこと、その根拠を裏付けるコメントが実際のユーザーのものであることを証明し、誤った説明をすることを禁止する。

3)同社は、製品を購入した消費者に対し、その有効性の主張に関するFTCの詳述を電子メールで送ること。

4)同社は、1,280万米ドル(約14億2,000万円)の課徴金が課される。

ECは信頼性が勝負

Amazonによると、偽レビューの投稿によって訴えられた登録販売業者は2015年から今までの間に1000を超えるという。

それだけ、レビューの投稿がユーザーの購買行動に大きな影響を与えることの裏付けでもある。

今後同様の事例が増えれば、ユーザーはECサイトの何を信じたらよいのかわからなくなってしまうだろう。

そうなれば事業者側としては、売り上げを上げるどころの話ではない。

信頼されるECサイト運営を心掛けたいものである。


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