ハンドメイドマーケットの『minne』で海外への作品販売も可能に
GMOインターネットグループのGMOペパボ株式会社(代表取締役社長:佐藤 健太郎 以下「GMOペパボ」)が運営する国内最大級のハンドメイドマーケット「minne(ミンネ) byGMOペパボ(以下「minne」」は、株式会社ジグザグ(以下「ジグザグ」)が運営する越境ECサービス「WorldShopping BIZ(ワールドショッピング ビズ)チェックアウト(以下「WorldShopping BIZ」)」を導入した。
「WorldShopping BIZ」は、海外ユーザーの決済や商品の海外配送の手配を代行することで、世界125ヶ国に向けての海外販売対応を可能にするサービスだ。これにより「minne」では、「WorldShopping BIZ」を通じて海外ユーザー向けにハンドメイド作品の販売が可能となった。
海外ファンからの熱い要望に応える
「minne」は、50万人以上の作家の手が生み出した、942万点以上の作品が集まる国内最大級のハンドメイドマーケットだ。「minne」では作家の相談・交流・学びの場である「minneのアトリエ(世田谷・神戸)」での勉強会やワークショップの開催をはじめ、外部企業や地方行政と連携した活動など、ハンドメイド作家の活動の幅を広げるために、様々な支援や取り組みを行っている。
近年、アジアをはじめ海外におけるハンドメイド人気の高まりとともに、「minne」に海外からアクセスするユーザーが増えているという。作家の海外市場への関心も高まっており、「minneに海外進出してほしい」という要望が多く寄せられていた。
そこで「minne」は、まずは海外向け販売サイトでの「minne」のセレクト作品販売(2017年12月~)を開始し、続いて台湾で開催されたクリエイター向け国際展示会『Pop Up Asia 2018』に参加(2018年11月)するなど、作家の海外向け作品販売の可能性を模索していた。
そして今回「minne」では、minne作家の作品が海外マーケットにも広く受け入れられると判断し、作家の活躍の場を海外へと広げるとともに、日本のハンドメイド作品の魅力を「minne」から世界へと届けるべく、「WorldShopping BIZ」を導入することとしたのだ。
作家は国内の指定倉庫に作品を送るだけ
Minneプラットフォーム上から海外への作品販売の手順は次の通りだ。
◆【海外ユーザーによる作品購入】
「minne」にアクセスした海外ユーザーは、「minne」上に表示される「WorldShopping BIZ」の海外ユーザー専用のカートボタンをクリックすると、専用カートが表示され、「WorldShopping BIZ」への作品の購入代行依頼と購入代行費用の決済を行うことができる。一方、「minne」側では、海外ユーザーから注文があると、「WorldShopping BIZ」(ユーザーID:「wsbiz」)が国内から購入を代行する。「WorldShopping BIZ」が作品の在庫や海外発送可能な作品かを確認するので、海外発送ができない作品については作家側に注文が入ることはない。
◆【作家による作品配送】
海外への配送は、すべて「WorldShopping BIZ」が国内から代行する。そのため、作家は国内の配送先(「WorldShopping BIZ」の倉庫)に作品を送るだけで、海外配送に伴う梱包や関税、送料などの心配は不要だ(海外送料他手数料は海外ユーザーが「WorldShopping BIZ」に支払う金額に含まれる)。また、代金も通常の国内向け販売と同様に10%の販売手数料が引かれた金額が、「minne」から日本円で入金される。
今後も作家および作品と出会える場を提供
同社は今後も、国内最大級のハンドメイドマーケットとして、外部企業との取り組みや各種イベントの開催・出展、オフライン店舗の開設など、作家活動の支援や、作家の活躍の場の提供を積極的に行い、多くの人が素晴らしいハンドメイド作家および作品と出会える場を提供するべく、市場の拡大とさらなるサービス向上に努めて行くとしている。
国内のハンドメイドマーケットを牽引してきた「minne」。そのプラットフォーム上では誰しもが作家となり、独自の作品を販売できる。まさにECが持つ力の一端を大きく花開かせてきたわけだが、今回その販売先を海外に大きく広げ、作家たちの可能性をさらに高めることになる。
これからは日本の作家と海外のファンを結びつけ、国境を越えたハンドメイドの価値の共有を支援していくことで、同プラットフォームの価値についても一層、高めることになりそうだ。