Amazonが新サービス『Discover』の提供を開始 サイト上で好みに合った家具とキッチン用品を提案

ECのミカタ編集部

Amazon(所在地:東京都目黒区)は、5月21日(火)から、ユーザーが選択した商品画像のデザインや柄、形などをもとに、好みにあった商品を提案する新機能「Discover」の提供を開始した。

「いいね」「ちがうね」のクリックで好みの家具を表示

「Discover」の仕組みはこうだ。特設ページにて表示される複数の商品画像に対して「いいね(親指を上げたマーク)」か「ちがうね(親指を下げたマーク)」をクリックまたはタップしていくことで、表示される商品が入れ替わり、ユーザーの好みに合ったデザインや柄、形の商品が順次表示される。

またカスタマーレビューの星の数、プライム対象商品、価格で絞り込んで商品を見つけることができるほか、最初からやり直したり、過去の絞り込みの途中から再開したり、「いいね」をした商品の確認ができるなど、柔軟に商品を探し出すことも可能だ。

視覚的に絞り込んで買い物を楽しめる

視覚的に絞り込んで買い物を楽しめる

同社では、この機能を利用することで、「欲しい商品のイメージは浮かぶけれど、商品名がわからない」「デザインや柄、形が説明できない」といった問題に対して、商品の特徴を言語化することなく、視覚的に絞り込んで買い物を楽しむことができるようになるとしている。

◆【Discoverの利用手順(パソコンの場合)】

[1]
Discoverのページを開く。

[2]
ページの左側にあるカテゴリー一覧から調べたいカテゴリーをクリックすると右側に商品が表示される。

[3]
商品画像の下にある「いいね(親指を上げたマーク)」または「ちがうね(親指を下げたマーク)」をクリックしていくと、商品が入れ替わり、好みに合った商品が順次表示されていく。気になった商品をクリックすると、商品詳細ページに遷移する。

[4]
ページの右側にある「→」をクリックすると同カテゴリーの商品がさらに表示される。

[5]
カスタマーレビューの星の数、プライム対象商品、価格で絞り込むことも可能。

◆【Discoverの利用手順(Amazonショッピングアプリの場合)】

[1]
Amazonショッピングアプリを起動する。検索窓に「ディスカバー」と入力して検索し、Discoverのページを開く。

[2]
ページ中央のカテゴリーから調べたいカテゴリーをタップすると下に商品が表示される。

[3]
商品画像の下にある「いいね(親指を上げたマーク)」または「ちがうね(親指を下げたマーク)」をタップしていくと、商品が入れ替わり、好みに合った商品が順次表示されていく。気になった商品をタップすると、商品詳細ページに遷移する。

[4]
もっと多くの商品を見ながら絞り込む場合は、左下にあるカテゴリー名タップすると、同カテゴリーの商品がさらに表示される。

[5]
右上のタブをタップすると、カスタマーレビューの星の数、プライム対象商品、価格で絞り込むことも可能。

今後も対象商品を拡大していく予定

「Discover」は、マシンラーニング(機械学習)の技術を用いており、学習が進むことで今後さらにユーザーの好みに合った商品が見つけやすくなるとしている。

現時点では、「ダイニングテーブル」「リビングテーブル」「チェア」「ソファ・カウチ」「ダイニングチェア」「カウンターチェア」「ローボード」等の家具のほか、「カップ&ソーサー」「カップ・マグカップ」「湯呑み」「急須・土瓶」といったドリンクウェアが対象だが、今後も対象商品を拡大していく予定とのことだ。

なおこの機能は、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、スペインに次いで日本が7か国目の導入国となる。

家具類は大きさや重さがあるため、ECとの親和性はもともと高い。その反面、自分の好みにあったアイテムやコーディネートをサイト上で絞り込むには機能的にも一定のハードルがあった。

この問題に対応するためにチャットや通話などでコーディネートの相談を受ける企業もあるが、サイト上の比較的、簡易なUIでこれを実現したところは、ある意味Amazonらしいとも言えるだろう。

商品点数で他を圧倒するAmazon。スムーズな買い物を体験できると言う意味でもユーザーにとって有益な新サービスとなりそうだ。

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