【LINE】友だち登録無しで自動配信できる AI搭載『AutoLine』の新機能で実現

ECのミカタ編集部

機械学習や深層学習を使用したアルゴリズムの企画・開発・提供を行う株式会社TimeTechnologies(本社:東京都千代田区、 代表取締役:波戸﨑駿)は、LINE特化型配信アルゴリズム『AutoLine』において、新たに通知メッセージ機能をリリースした。

LINE上でのパーソナライズされた配信を実行

TimeTechnologies社は、AIが自動的にLINE運用を行う『AutoLine』が、LINEアカウントの友だちではないユーザーにもメッセージ配信が可能な『通知メッセージ機能』を新たにリリースした。

AutoLineはサイトに訪れたユーザーの行動履歴を取得し、機械学習を用いて自動的にLINEでパーソナライズ配信を行うことができる、LINEに特化した配信アルゴリズムだ。

ユーザーのサイト内での行動履歴を元に、機械学習アルゴリズムがユーザー一人一人に最適化されたLINE配信を実施する。

CV向上を支える「適切なタイミングの通知」

CV向上を支える「適切なタイミングの通知」

通常、企業がユーザーへLINEでメッセージを配信する場合、企業のLINEアカウントにユーザーが友だち登録を行なっている必要がある。

今回リリースされた機能を使えば、通知メッセージ機能の場合、友だち登録をしていないユーザーにも、企業が保有している電話番号によるメッセージ配信が可能だ(通知メッセージ機能の実施には配信内容に関する審査がある)。

また通知メッセージを見たユーザーが、LINEアカウントに友だち登録を行う事で、同時に友だち獲得を行う事ができるのも特徴となっている。AutoLineではユーザーの属性や行動履歴を元に、適切なユーザーに適切なタイミングで通知メッセージを自動的に配信する。

そのことで飲食店や美容院における予約から来店に至るまでの来店率や、求人応募から面接参加に至るまでの面接参加率など、一連のユーザー行動における歩留まりの改善につなげるのだ。

同社ではAutoLineは通知メッセージ機能により、サービスを利用するユーザーの利便性を向上すると共に、クライアントの事業KPIの改善を同時に実現するとしている。

メールとWebの課題に対応

メールとWebの課題に対応

同社では機能追加の背景として次のように述べている。

◆メール離れへの対応

コミュニケーションプラットフォームがLINEのようなチャットサービスへと移り変わり、普段の生活においてメールを利用する機会は減少傾向にある。AutoLineは企業とユーザー間におけるコミュニケーションチャネルをメールからLINEへ移管し、企業からの利便性の高いメッセージがユーザーに届くことを助け、企業とユーザーのより良いコミュニケーションの実現を支援する。

◆「ノーショー(申込などをしてそのまま放置)」への対応

これまで電話で行う必要があった予約や応募がWebで行う事が出来るようになったことで、その後、予約や応募をした人がキャンセルの連絡もないまま、現れない「ノーショー」が企業の大きな課題となっている。AutoLineでは、通知メッセージ機能を用いて適切なタイミングでアラートを行うことで、ユーザーの予約忘れなどを防止してノーショーを抑制する。

このようにレガシーとも言えるメールやWebでのコミュニケーションの課題を、LINE上で友達登録無しに自動配信でき、かつユーザー属性を把握した上で、より効果的な内容とタイミングでそれができるのが新機能の主旨と言えそうだ。

通知を行う事業者にとっては、よりユーザーへの通知が到達しやすくなることで、エンゲージメントを高められることが期待できるが、一方でユーザー側からすれば「いきなり通知が手元に届いた」と受け止められることもあり得、効果を考える上で、その運用には綿密な精査が必要ともなってきそうだ。

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