Amazonが空中配送計画『Prime Air』で使用する最新ドローンを公表

ECのミカタ編集部

Amazonはラスベガスで開催された機械学習・自動化・ロボット工学、宇宙をテーマにした「re:MARS会議」で、同社のドローン配送計画「Prime Air」で使用するドローンを公表した。Amazonが展開するドローンによる空中配送がいよいよ本格化することになる。

数か月以内のドローン配送実現を目指す

Amazonは、これまでも自社によるドローンを活用した空中配送について、意欲的な提案を行ってきた。現在、EC先進国である中国などのECプラットフォーマーが展開しているドローン配送のアイデアの先駆けとも言っていいものだ。

そのAmazonによるドローン配送計画であるPrime Airがいよいよ本格化している。公表されたドローンでは15マイル(約24km)を飛び、約2.26kgまでの荷物を配送可能で配送時間は30分以内としている。同社ではPrime Airを迅速かつ効率的に整備し、数か月以内に顧客へのドローンを介した商品提供を目指す。

迅速かつ確実な配送をいかに実現するか

今年の初めに、米国でのプライム配送が出荷まで2日間を要していたのに対し、それを1日に短縮するプログラムを公表したとき、各方面からのそれに対する反応は至って大きなものだった。

それだけ消費者も可能な限りスピーティーな配送を求めていることになる。一方で配送網の整備など、迅速な宅配を可能にするにはいくつものハードルがあるのも事実だ。

Amazonが導き出した回答はまさに自律型ドローン技術を用いることだった。同社は自社のドローン技術について、最先端かつ安全で効率的なものだと自信を見せている。

AI技術を用いた同社のドローンは、物流拠点から垂直に飛び上がり、目的地へとスムーズに飛行する。市街地や購入者の家の周りには、物干し用ロープ・電話線・電力線など飛行の障害となり得るものが無数に存在するが、これらをセンサーと最新技術によって円滑に回避することができるという。

環境への良い影響も企図

Amazonはまたドローン配送のサービス化によって、環境にも良い影響があるとしている。内燃機関を使った自動車を走らせ荷降ろしを繰り返すのに比べて大幅に二酸化炭素の排出を減らせるなど環境負荷が軽減できると考えているからだ。

いずれにしろ2015年からの運用が予定されていて、さまざまな事情で実現に至っていなかったドローンを用いた新たな輸送システムが、いよいよ本格的に始動することになる。

まずはアメリカ本国からのサービスインとなりそうだが、Amazon Airが日本をはじめとした世界でも展開されるかにも視線が集まるところだろう。特に日本では市街地など人口密集地でのドローン飛行が原則として禁止されるといった規制も設けられており、そうしたハードルを前に日本での同計画が実施されるかについても大いに気になるところだ。

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