ECサイトの構築方法を徹底解説!費用やおすすめ制作会社なども併せて紹介

ECのミカタ マーケティング部

ECサイトの構築方法を徹底解説!費用やおすすめ制作会社なども併せて紹介

ECサイトを構築する場合、構築方法には選択肢が多いため、自社の規模やニーズに合った方法を選ぶことが大切です。

この記事では、ECサイトの構築方法やその手順、費用の内訳や相場などを、初心者にもわかりやすいように紹介します。

制作会社の見つけ方も紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

ECサイトの構築で考えられる選択肢

ECサイトの構築方法として考えられる選択肢は、以下の6つです。

  1. 自社でシステムを構築する(フルスクラッチ)
  2. オープンソースを使う
  3. 構築ツール(ECパッケージ)を使う
  4. クラウドECを使う
  5. ASP(ショップ作成サービス)を使う
  6. ECモールに出店する

1〜5は自社のECサイトを構築する方法で、6は自社でECサイトを構築するのではなく他社のECモールに出店するという方法です。ECモールに出店する場合には月額費用や販売手数料がかかるため、一般的に自社でECサイトを立ち上げるよりも利益率が低くなるといわれています。

構築方法によって、主にコストや自由度・拡張性が違います。どの構築方法を選ぶのか決めるときは、自社の規模や開発リソースをもとに検討するのがおすすめです。

以下のグラフは、コストと自由度・拡張性の2つの軸でそれぞれの構築方法を示したものです。構築方法のなかでもサービスによってそれぞれ違いがあるので、大まかな傾向を把握するのにお役立てください。

外部のサービスを使用する場合は、コストや自由度・拡張性のほか、セキュリティ面やサポート体制なども判断の材料になります。

それぞれの構築方法について、以下で詳しく説明します。

1)一からシステムを構築する(フルスクラッチ)

一からシステムを構築する方法です。既存のソフトウェアなどを使わないため、機能やシステム連携など構築の自由度が高いのが特徴です。自社の開発チームが構築することもあれば、外部の制作会社に委託することもあります。

これは、金銭的にも時間的にも最もコストが掛かる方法です。技術力があれば基本的にはどのような要件にも対応可能なため、理想のシステムやデザインを実現できます。

しかし、システムを構築したあとにも、自社で継続的にメンテナンスをしたり機能を拡張したりして、品質を維持する必要があります。

また、フルスクラッチで成果を上げるためには、大規模な投資や社内での開発力、マーケティング力が必要になります。

2)オープンソースを使う

無料で公開されているソースコード(内部構造)を利用して、ECサイトを構築する方法です。

オープンソースを利用すれば、その部分は独自に開発する必要がないため、一から構築するよりもコストを抑えることができます。プログラミングの知識があれば、誰でもECサイトを構築でき、自由にカスタマイズが可能です。

しかし、セキュリティ対策や不具合対応も自分たちで行うため、オープンソースへの知見や技術力がない場合にはおすすめできません。

その場合には、オープンソースでのECサイト構築やセキュリティ対策に知見と実績がある制作会社に、ECサイトの構築を依頼する必要があります。

3)構築ツール(ECパッケージ)を使う

ECサイトに必要な機能がパッケージ化されたシステムを使用する方法です。

構築ツールは下記のサービスが有名です。

  • ecbeing
  • EC-CUBE
  • ebisumart
  • コマース21
  • W2
  • ecforce

構築ツールには、カート機能や受注・発注管理、売上管理、顧客管理などECサイト運営に必要な機能が、最初から含まれています。

そのため、フルスクラッチのように一から開発する必要がありません。パッケージの基本機能にないものは、カスタマイズして機能を追加することも可能です。

フルスクラッチと同様に大規模なアクセスや画像容量に対応することができるうえ、このあと紹介するASPよりもカスタマイズ性が高いことがポイントです。

今回紹介する構築方法のなかでは、フルスクラッチの次に初期費用が高くなります。構築ツールを使用したECサイトの構築には専門知識が必要になるため、自社で対応できなければ制作会社に依頼する必要があります。

4)クラウドECを使う

クラウドECは、上記の構築ツールのカスタマイズ性やシステム連携機能と、後述するASPのような機能の自動更新とを兼ね備えたものです。

ASPではできないカスタマイズが可能な反面、クラウド上で管理するため、オンプレミス(自社内で情報システムを運用すること)が必須の企業では利用することができません。

5)ASP(ショップ作成サービス)を使う

ASP(Application Service Provider)は、ソフトウェアをインストールして利用するものではなく、ASP提供会社のシステムを借りて利用します。そのため、ECサイト側でシステムのアップデートをしなくても、いつでも最新版を利用できます。

また、ASPカートのなかには、リピート通販に特化したASPカートやBtoB-EC(法人取引)、越境ECに特化したASPカートなどがあり、選択肢も豊富です。

ASPには構築費用が無料のものと、月額数千円~数万円程度の有料のものとがあります。

▼無料ASP

  • BASE
  • STORES

▼有料ASP

  • futureshop
  • makeshop
  • Shopify

ASPにはECサイトに必要なシステムや機能が備わっており、サーバーを用意する必要もありません。デザインテンプレートも豊富なので、専門知識がない方でも簡単にECサイトを構築することができます。

しかし、カスタマイズの幅が限られており、独自性を出すことが難しいため、ブランディングにはあまり向いていません。

また、商品が売れるたびに決済手数料が発生する仕組みになっているため、売上が高くなるほど割安感は薄れていきます。

副業的にECサイトを始めたい、「間に合わせ」としてECサイトを持ちたい場合におすすめです。

6)ECモールに出店する

自社のECサイトを持つのではなく、既存のECモールに出店するという方法もあります。

ECモールは下記のサービスが有名です。

  • Amazon
  • 楽天市場
  • Yahoo!ショッピング
  • au PAY マーケット

既存のECモールを利用するため、自社でECサイトを構築する必要はありません。また、それぞれのECモールにサポートセンターがあるため、オンライン販売に不慣れでも安心して利用することができます。

ECモールへの出店は、カスタマイズの幅はかなり狭くなります。また、モール自体には集客力があるものの、モール内での競争は激しい場合があります。

自社で集客を行うリソースがない、自社でECサイトを持つリスクを避けたいという場合におすすめです。

ECサイトの構築方法の選び方

構築方法を選ぶときのポイントは、以下の4つです。

  1. 販売する商材
  2. 運営リソース
  3. 初期投資や運用の予算
  4. ビジネスの展望

順に説明します。

販売する商材

ECサイトは販売する商材があってこそです。アパレル商材を販売するのか、食品や家具・インテリア商材を販売するのかでも、ECサイトに必要な機能は異なります。

以下で具体例を3つ紹介します。

商材 必要な機能
アパレル 商品点数が多く、同じ商材でも「サイズ・色」で分かれます。そのため、SKUの多さに対応できる機能が搭載されているか確認しましょう。
食品 賞味期限や保存状態(冷凍なのか温冷なのか)を考慮する必要があります。カートにその機能があるのか、ない場合は外部連携できるのか確認しましょう。
家具・インテリア 消費者が自宅に設置した際のイメージを可視化できる機能があると好ましいです。また、実店舗を持っている場合には、連携できることも重要です。

運営リソース

構築方法を選ぶ際の判断は、運営リソースにより大きく左右されます。

1人で運営をするのか複数人で運営するのかによっても必要な機能は異なります。運営が1人や少人数であれば受発注処理などを効率化する工夫が必要になり、複数人であれば複数アカウントでの作業に対応していることなどが求められます。

初期投資や運用の予算

基本的には、予算が大きいほど自由度や拡張性の高い構築方法を選択できます。

また構築時の費用だけでなく、運営費や、決済手数料・販売手数料を考慮する必要があります。

ビジネスの展望

小規模からビジネスを始めて、徐々に拡大していくケースが非常に多いです。

この場合、安易にASPで始めるとその後の移行が難しくなり、余計な損失が発生したり事業拡大が遅れたりすることがあります。小規模から始めるとしても、将来的に機能を拡張できるのか、ほかのサービスに移行できるのかなどを検討しましょう。

ECサイトの構築方法・作り方

それぞれの構築方法について、具体的な構築手順を説明します。

ただし、外部サービスの場合はサービスによる違いが大きいため、ここで例示するものは、あくまで参考程度と捉えてください。

1)一からシステムを構築する場合

  1. 要件定義
  2. 設計
  3. 開発
  4. テスト
  5. リリース・運用

一般的な開発手順で進める場合のイメージです。

どのような機能が必要か、どのようなものを開発するかを決めて実装し、テストを経てリリースされます。

社内に開発部隊が存在しなければ、このほかに制作会社のディレクションなどの業務が発生します。

2)オープンソースを使う場合

  1. サービス選定
  2. サーバーやドメインの準備
  3. オープンソースのインストール
  4. 設定・開発
  5. リリース

まずは、どのオープンソースを使うか選定します。

オープンソースを利用するサーバーを契約し、ソフトをダウンロード・インストールを行います。デザインはテンプレートが用意されていればそれを使用し、なければ別途作成します。

商品登録なども同時に進め、すべて完了したらリリースできます。

3)構築ツールを使う場合

  1. サービス選定
  2. 要件定義
  3. 設計
  4. 開発
  5. テスト
  6. リリース

まずは、どの構築ツールを使うか選定します。

開発の際に、選定した構築ツールが組み込まれることで、ECの基本機能を実装する手間を省くことができます。

外部に委託する場合には、RFP(提案依頼書)を作成して制作会社を決める必要があります。

適宜進捗の確認を行い、完成したらサイトをリリースできます。

4)クラウドECを使う場合

  1. サービス選定
  2. 要件定義
  3. 設計
  4. 開発
  5. テスト
  6. リリース

クラウド上で提供されるサービスを組み込む点で違いはありますが、構築手順は構築ツールのときと同様です。

5)ASPを使う場合

  1. サービス選定
  2. ASPへ登録
  3. 基本設定・デザイン調整
  4. リリース

ASPを選定し、手順に従って登録を進めるだけで運用を始められます。

サービスによっては約3分でショップをオープンできるものもあります。

6)ECモールに出店する場合

  1. モール選定
  2. 出店の申し込み
  3. 基本設定・デザイン調整
  4. 開店

モールを選定し、出店の申し込みを行います。

その後、商品登録を含む基本設定を行います。デザインの調整が完了したら、ショップを開店できます。

初心者におすすめのECサイトの構築方法はどれ?

初心者であっても、要件次第で選ぶべき構築方法が異なってきます。

もし、自由度や拡張性の高いECサイトにしたいなどの理由で、一から開発が必要なのであれば、制作会社に依頼するのがよいでしょう。

運用のサポートが必要なのであれば、一から開発するよりもオープンソースや構築ツールを使ったほうが、サービスの提供会社に問い合わせができるなどのサポートを受けられることがあります。

また、インターネット上に情報が多く掲載されているサービスであれば、自分で調べながら運用することもできるでしょう。

ECサイトの構築費用の内訳と相場

ECサイトを構築する際の方法別の費用相場は、以下のとおりです。

構築方法 費用相場(目安)
1)一からシステムを構築する(フルスクラッチ) 500万円〜
2)オープンソースを使う 300万円〜
3)構築ツール(ECパッケージ)を使う 100万円〜
4)ASP(ショップ作成サービス)を使う 無料~100万円
5)ECモールに出店する 無料~10万円

自社で開発するか、外部の制作会社に委託するかによっても費用は変わります。

外部に委託する場合は、制作会社によって体制や得意なジャンルなどが異なるため、同じ構築方法でも費用に差が出てきます。複数の制作会社に相談し、相見積もりを取ったうえで決定するのがおすすめです。

参考:無料でECサイトを構築する方法は?

無料でECサイトを構築するには下記の方法があります。

  • オープンソース
  • 無料ASP
  • 無料ECモール

オープンソースによっては、無料で構築できるものもあります。

ASPは、無料で構築できるものが多いので選びやすいでしょう。

また、出店料無料のECモールを利用すれば、同じく無料で始められます。

これらの方法は構築は無料ですが、別途販売手数料がかかるなど、コストが全く発生しないというわけではないので注意が必要です。

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