SHOPLISTでバーチャル試着が可能に 米企業の高精度身体採寸テクノロジー『bodygram』をiOSアプリに導入で実現

ECのミカタ編集部

クルーズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:小渕 宏二)の100%子会社である CROOZSHOPLIST 株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:張本 貴雄)が運営するファストファッション通販サイト『SHOPLIST.com by CROOZ』(以下、SHOPLIST)にて、Bodygram Inc.(ボディグラム)(本社:アメリカ、ファウンダー兼 CEO:Jin Koh)が提供する高精度身体採寸テクノロジー「bodygram」をiOSアプリにて導入したことを公表した。なお同社によれば「bodygram」のサービス導入は今回のSHOPLISTが世界初となる。

4つの情報入力と2枚の全身写真だけで採寸可能

今回導入した「bodygram」は、ファッション通販における普遍的な課題である「自分に合ったサイズが分からない」「届いた洋服のサイズがイメージと違った」といったサイズへの課題を解決する機能として、Bodygram Inc.が独自に開発したサービスだ。

「bodygram」では、4つの情報入力と2枚の全身写真だけで手間なく採寸することが可能になる。さらにそのデータをもとに、ユーザーごとに最適なサイズをレコメンド表示することや、自分のサイズと商品のサイズを画面上で比較できるバーチャル試着までを提供する。

SHOPLISTでバーチャル試着体験が可能に

SHOPLISTでバーチャル試着体験が可能に

「bodygram」は、スマートフォンのみで推奨基準の衣服を着用したままで採寸を可能にするAI技術だ。具体的には4つの情報(身長・体重・性別・年齢)と 2枚の全身写真を撮影するだけで被写体のボディラインを自動で検出し、肩幅や首周りなど全身16箇所の推定採寸を三次元的に行うことが可能となっている。

SHOPLISTではこれらの採寸データを利用者に提供し、バーチャル試着体験に活用するとしている。これによりユーザーは、採寸した数値を参考にして、アイテムのサイズを選択して購入することが可能になる。

またユーザーごとに最適なサイズをレコメンドする「オススメサイズ」表示も同時にリリースを行い、一目でフィットするサイズが分かる新たな買い物体験を提供することにしている。

※現段階ではサービスはiOSアプリを利用の一部ユーザーにのみ提供し、検証、改善を行いながら順次、対象者と対象OSを拡大していく予定。

ユーザーにとってより良い買い物体験を

ユーザーにとってより良い買い物体験を

ユーザーが自宅にいながら、スマホの画面上で自分のサイズとアイテムのサイズを比較することができるバーチャル試着体験の提供も開始する。これは、採寸したサイズを用いて、サイズ違いの発生しやすいトップス・ワンピース・スカートの3カテゴリで、自分のサイズとアイテムをスマホ画面上で重ね合わせて、サイズ比較ができる機能だ(比較対象アイテムは順次追加予定)。

同社ではこれらによって、自分にフィットする商品を探すことができ、商品の届いた後と購入時のイメージとのギャップが緩和され、ユーザーにとってより良い買い物体験を提供していくとしている。 アパレルECにおいて大きなハードルともなっているアイテムのフィッティング問題。ECプラットフォームなど各社からその課題に対応するソリューションが提供されているが、SHOPLISTでは最新技術を導入し、よりユーザーにとって手軽に試着ができるようになることで、その価値を一層高めることになりそうだ。


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