2019年のAmazonプライムデーでは1億7,500万個以上のアイテムを販売 日本での売れ筋は「ミネラルウォーター・モバイルバッテリー・おむつ」など

ECのミカタ編集部

Amazonは7月15日・16日に実施された2019年のAmazonプライムデーセールの売り上げ結果などについて取りまとめ、その内容について公表した。ここではその概要についてポイントを絞って見て行く。

ブラックフライデー+サイバーマンデーを上回る売上

2019年のAmazonプライムデーでは、世界中のAmazonプライムメンバーが、プライムデーを通じて、デバイスから食料品まで実に1億7,500万個以上のアイテムを購入したという。また同社によれば今回のプライムデー2日間の売上はブラックフライデーとサイバーマンデーの合計を上回ったとしている。

世界で売れ行きの良かったアイテムのトップは、Amazon Echo Dot・Alexa Voice Remote付きFire TV Stick、およびAlexa Voice Remote付きFire TV Stick 4Kだった。またテイラー・スウィフトも出演したAmazon Musicが主催するPrime Dayコンサートなど、世界中の何百万人もの人々がPrime Dayイベントをストリーミング配信で楽しんだ。

プライムデーでの各国の売れ筋

プライムデーでの各国の売れ筋

[日本]
Happy Belly Water、Anker PowerCore 10,000モバイルバッテリー、Pampersプレミアム保護おむつ

[中国]
鳩の角質除去スクラブ、ロレアル活性化アイクリーム、およびSilk'n Permanent Hair Removal Device

[シンガポール]
明治生乳、コカコーラゼロシュガーソフトドリンク、クリネックスクリーンケアバスティッシュ

[インド]
Syska 9 WスマートLED電球、Amazon Alexa、Boat RockerzスポーツBluetoothワイヤレスイヤホン、およびGodrej Aer Pocketバスルーム用フレグランスに対応

[アメリカ]
LifeStrawパーソナルウォーターフィルター、インスタントポットDUO60、および23andMe Health + Ancestryキット

[イギリス]
Sony PlayStation Classicコンソール、Oral-B SmartSeries電動歯ブラシ、およびShark掃除機

[アラブ首長国連邦]
Al Ainボトル入りウォーター、Arielランドリー用洗剤、および上質タオルティッシュロール

[スペイン]
yobolaワイヤレスBluetoothヘッドフォン、Philips Multigroom Series 7000 All-in-ワントリマー、およびDoDotのおむつ

[オランダ]
Mama Bear Diapers、SanDisk 128 GBメモリーカード、およびPhilips Hue WhiteとColor Ambiance Light

[メキシコ]
ニンテンドースイッチ、HPモニター22wボーダレス、およびノーティカトラベルスポーツオードトワレスプレー

[ルクセンブルク]
JBL Charge 3 Stealth Edition Bluetoothポータブルブームボックス、Tefal Jamie Oliverステンレススチールパン、およびiRobot Roomba 671

[イタリア]
NESCAFÉドルチェグストバリスタカフェエスプレッソ、ダッシュ3イン1洗剤ポッド、そしてAUKEYパワーバンクポータブルチャージャー

[ドイツ・オーストリア]
JBL Bluetoothスピーカー、Tefal Jamie Oliverステンレススチールパン、およびOSRAM Smart + Plug Zigbee切替式ライトソケット

[フランス]
iRobotルンバ671、 ルニストーリーテリングファクトリー、およびOral-B SmartSeries電動歯ブラシ

[カナダ]
PlayStation 4スリムとスパイダーマン、Horizon Zero Dawn、LifeStraw Personal Water Filter、23andMe Health + Ancestryキット

[ベルギー]
オスラムスマート+プラグジグビー切替式ライトソケット、サンディスク128GBメモリーカード、 ブリタウォーターフィルター

[オーストラリア]
マリオカート 8デラックス、フィニッシュパワーボールオールインワンマックス食器洗い機タブレット

「独立系事業者がプライムデーを盛り上げた」

また2019年のプライムデーは、独立系のサードパーティである中小事業者を中心に記録的な成功を収めたとしている。これらの特徴的な事業体からは多様な商品が提供され、世界中のプライム会員の買い物における選択肢の幅を広げることに貢献した。

Amazonは昨今、こうした中小事業体にスポットライトを当てており、今回のプライムデーを通しても、まさにサードパーティのためのプラットフォームとしての側面を強調している。

そのことで同巨大ECプラットフォームとしてのアドバンテージをさらに強化し、エコシステム施策としての一環でもあるプライム会員システムの価値向上にもつながることになるだろう。いずれにしても今年のプライムデーも至って盛況となったようだ。


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